医療法人社団 幸田内科消化器クリニック
【2024年7月号掲載】
【住所】札幌市厚別区厚別中央2条5丁目 新札幌七彩館ビル2F
【TEL】011-896-3888
【URL】http://kohda-medicalclinic.com/
ハイビジョン内視鏡やBLIで逆流性食道炎や食道がんを診療
逆流性食道炎は、胃酸とペプシンの食道内逆流による炎症性疾患。胸やけや呑酸などの症状を伴う。
生活習慣病が増えるにつれて逆流性食道炎も増加傾向にあり、原因には脂肪摂取量の増加や肥満、加齢による亀背(背骨が曲がる)、ピロリ菌除菌後の胃酸分泌の増加などが挙げられる。また食道裂孔ヘルニアや夜間の胃酸の逆流(ノクターナル・アシッド・ブレークスルー、NAB)は、逆流性食道炎を重症化させる。
幸田院長は胃カメラの経験が豊富なベテラン医で、逆流性食道炎やバレット粘膜、食道腺がんの早期発見・治療に定評がある。使用するハイビジョン内視鏡は、ブルーレーザーイメージ(BLI)や特殊光色彩強調(LCI)により、びらん形成のない胃食道逆流症(NERD)の極小な白苔や小バレット粘膜などの鮮明な画像が得られる。正常部と病変部との境界などもはっきり診ることができ、より精度の高い診断が可能。また咽頭反射が強い患者には、高画質。広角タイプの経鼻内視鏡を使用、苦痛の少ない検査を実施している。
「食べ過ぎや飲み過ぎは逆流性食道炎の増悪因子になる。食道裂孔ヘルニアやNABも重症化の原因になるので、内服治療を受け生活習慣にも注意を」(幸田院長)