医療法人社団水色の木もれ陽 肝臓クリニック札幌
【2024年7月号掲載】
【住所】札幌市中央区北11条西15丁目2‐1 桑園メディカルプラザ3F
【TEL】 011-708-8080
【URL】https://www.mizuironokomorebi.net/
にこたま療法(たまご2個摂取とでんぷん質減の食事)で脂肪肝を改善
川西輝明院長の専門は肝臓病で、当時全国初の専門病院として知られた稲積公園病院の設立に携わり、その後札幌緑愛病院肝臓センター長などを経て、2017年に開業した。
患者の9割が肝臓病の患者で、最近は脂肪肝ないしは脂肪肝炎の割合が6割を超え増加傾向にある。脂肪肝から肝がんにつながる人もいるため健康診断で受診を勧めているのが要因だ。
開業では鮮明な画像が得られる最新鋭エコーや16列CTを導入し、脂肪肝の程度をチェック。異常が認められた場合にはまずたまご2個を食べてでんぷん質を減らす食事療法の「にこたま療法」にチャレンジしてもらうという。
「この食事療法で3分の1から半分の方の脂肪肝が改善。脂肪肝を改善するのに試行錯誤をしながらたどり着いた食事療法です」と川西院長。
肝臓病は自覚症状がないため専門医による検診が大切だ。
川西院長は肝がん検診団団長として月に2日、道内各地での肝がん検診を実施。また講演による啓発活動にも力を注いでいる。
「肝がん検診を実施するとともに、脂肪肝炎による肝がんの発症を抑えることにつながってほしい。それが私の使命だと感じています」(川西院長)