公益財団法人 北海道対がん協会

【2026年9月号掲載】

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今年4月に「人間ドック」を充実、検診当日に「ピロリ除菌」を完了

▲加藤元嗣会長

 北海道対がん協会(加藤元嗣会長)は、協会けんぽの受診施設になっており、補助金支給で協会けんぽの人間ドック健診受診者の間口が広がったのに併せ、今年4月に人間ドックの充実を図った。

 受診当日に出た検査結果を受診者に説明し、保健指導を行うもので、今年6月には「人間ドック健診施設機能評価Ⅰ」の認定を受けた。

 ところで胃がん検診には①X線検診②内視鏡検診がある。がんの発見率は②内視鏡検査(0・3%)の方が、①X線検査(0・1%)の3倍と高い。同協会ではピロリ胃炎の疑いがあって除菌歴がない現感染の人に内視鏡検査を勧めた結果、がん発見率は2・6%と①X線検査の20倍になった。
「ピロリ現感染の人に内視鏡検査を勧めると、がんの発見率が飛躍的に高くなります」と加藤会長。

▲北海道対がん協会

 さらに同協会では「スマートジーン」を使った胃内液迅速PCR検査を導入。ピロリ除菌では一次除菌でクラリスロマイシンを使い、一次除菌に失敗した場合に二次除菌を行うのが通常だが、「スマートジーン」であらかじめクラリスロマイシンが効くか否かを50分で判定でき、抗生剤が効かない場合には一次除菌を行わずに最初から二次除菌を行う。

「この方法だと初回の除菌成功率が98%に高まり、検診の当日に除菌を完了できます」(加藤会長)
 生活習慣病発症を予防するために、その予備軍の方を対象に精密検査や生活指導を行う「フォローアップ外来」も開設している。