学校法人鶴岡学園 北海道文教大学

【2024年3月号掲載】

【住所】恵庭市黄金中央5丁目196-1
【TEL】 0123-34-0019
【URL】https://www.do-bunkyodai.ac.jp
【学部】医療保健科学部
    ・看護学科(4年制・定員80名)
    ・リハビリテーション学科 理学療法学専攻(4年制・定員80名)
                 作業療法学専攻(4年制・定員40名)
    人間科学部(4年制・定員250名)
    国際学部(4年制・定員100名)

「医療保健科学部」スタート!多種連携&高度医療化に対応

北海道文教大学
▲北海道文教大学

 北海道文教大学は、2023年4月に「医療保健科学部」を開設し、「看護学科」と「リハビリテーション学科」がスタートした。

 同学部は、超高齢化社会や高度医療化、医療のDX(デジタルトランスフォーメーション)化といった日進月歩する医療界に対応、「地域連携」や「高度医療」、「医療のDX化」、「チーム医療」、「予防医学」、「多種連携」、「多様化」、「グローバル化」の時代のキーワードに対応できる医療人材を養成する。

 ところで医療現場で患者一人ひとりに寄り添った医療を提供するためには、院内他科との連携はもとより、地域や他の医療機関などの専門職との連携が欠かせず、その範囲は多岐にわたる。

▲看護学科

 同学部では、看護・理学療法・作業療法の3職種の学生が連携し合って課題に取り組めるような授業や実習を充実させ、〝チーム医療〟を実践しながら「対象や多職種の意図を正しく理解する力」と「発言の真意を見抜く力」を育む。
 そのうち「看護学科」では、チーム医療の一員として協働できる高いコミュニケーション能力と思いやりの心を持つ、志の高い看護師を養成。専門領域の知識・技術を身につけ科学的根拠(EBM)に基づいた看護実践ができる能力を修得する。また地域包括ケアシステムの中で、リーダー的役割を担う能力も養う。さらにグローバル化の進展を視野に、医療のデジタル化に関連したテクノロジーの進化に対応できる能力を身につける。

▲リハビリテーション学科(理学療法学専攻(上)と作業療法学専攻(下))

 一方、「リハビリテーション学科」では、①「理学療法学専攻」と②「作業療法学専攻」の2専攻に分かれ、各専攻で実践能力を高め、専攻間や他の職種との連携強化を図る上で必要なコミュニケーション能力を学ぶ。「国際学部」を有する同大学の強みを活かして、外国人留学生を積極的に受け入れ、リハビリテーション学をともに学び、切磋琢磨する中で医療人材を養成する。また健康の増進や維持に関わる幅広いリハビリテーションを理解し、国際社会に貢献できるように多様な文化や生活様式の中でも柔軟にリハビリテーションを行えるスキルを修得する。

 病院や診療所、介護施設などでは、管理栄養士との連携やこどものケアも必要になる。そこで「医療保健科学部」では、管理栄養士を養成する「健康栄養学科」や児童・幼児教育を担う「こども発達学科」といった他学部(人間科学部)と連携した教育にも力を入れる。

 同大学では、24年4月に「地域未来学科」を開設し、地域活性化の中核コーディネーターを養成する。医療を含む地域課題に対して関係諸機関と連携し、主体的に解決する能力を習得。地域の医療人材の確保のために医療法人と連携協定を締結し、奨学金制度を充実、就職先を安定的に確保する。

 就職実績(23年3月卒業生)は、前身の「看護学科」「理学療法学科」「作業療法学科」ともに就職率100%。国家試験の合格率(同)は「看護学科」97・6%(全体90・8%)、「理学療法学科」95%(全体87・4%)、「作業療法学科」86・2%(全体86・2%)で全国平均水準になっている。
 3月24日㈰にオープンキャンパスを実施。詳細はホームページを。