学校法人鶴岡学園 北海道文教大学
【2023年8月号掲載】
【住所】恵庭市黄金中央5丁目196-1
【TEL】 0123-34-0019
【URL】https://www.do-bunkyodai.ac.jp
創立80周年、「医療保健科学部」に続き来年4月、「地域未来学科」開設

学校法人鶴岡学園が運営する「北海道文教大学」は、1942年に設立した「北海道女子栄養学校」をルーツとし、実社会で役立つ実学重視の3学部6学科と4研究科(大学院)を擁している。
創設者である鶴岡新太郎・トシ夫妻が遺した学訓「清く正しく雄々しく進め」を淵源とする「清正進実」を実践。その建学の精神は、次世代をリードする人間性と社会性、国際的な教養や柔軟な知性を兼ね備えた専門的人材の育成を目標に、脈々と受け継がれている。
昨年6月に学園創立80周年を迎え、100周年に向け、新たな一歩を踏み出した。
北海道文教大学は、今年4月に「医療保健科学部」を開設し、「看護学科」と「リハビリテーション学科」(理学療法学専攻・作業療法学専攻)がスタートした。

超高齢化社会や高度医療化、医療のDX化といった日進月歩する医療界に対応したもので、従来人間科学部に設置していた看護学科、理学療法学科、作業療法学科の3学科を新設の医療保健科学部に組み入れ、再編した。
ここでは、「地域連携」や「高度医療」、「医療のDX化」、「チーム医療」、「予防医学」、「多種連携」、「多様化」、「グローバル化」の時代のキーワードに対応できる医療人材を養成している。
さらに同大学は、来年4月、人間科学部に「地域未来学科」を開設する。
新型コロナの感染やウクライナ情勢、SDGsの推進など世界情勢が激変する一方、地方では少子高齢化による人口減少や地域創生などさまざまな課題に直面している。これから求められるのは、幅広い教養を身に付け、時代の変化に対応しながら地域の課題を解決し、新たな価値を創出できる人材である。

新設される「地域未来学科」では、①同大学の強みである「実学教育」を活かし、地域社会と連携した実践的な学びを通じて地域社会の中核的コーディネーターとして活躍できる人材を養成する。②幅広い教育学の手法・技能や柔軟な思考力、ファシリテート能力を養成する。③グローバルな視点を持ちながらローカルな課題に目を向け地域の活性化に貢献できる「グローカルな学び」を実践する。
授業も講義による専門知識の習得のみならず、学外での実践活動や少人数によるゼミを1年次からスタートする。
就職先は、官公庁や自治体、公共団体、金融業、出版業などを予定している。