眼科西坂医院

【2023年12月号掲載】

【住所】札幌市西区発寒6条13丁目1‐6
【TEL】 011-667-2525
【URL】http://www.nishizaka-eye.com

白内障で乱視矯正型の多焦点眼内レンズ、緑内障の最新レーザー治療SLT導入

西坂紀実利院長
▲西坂紀実利院長

 白内障は進行したり重症化した場合、手術が困難だと診断されるケースも少なくない。
 西坂紀実利院長は北海道大学病院や道内、道外の医療機関で臨床経験を積んだことから、高い精度の手術を行うことが可能で、重症例の患者を多く救済してきた。西坂院長の治療を求め、道北や道東など道内各地から患者が訪れている。手術は負担が少なく短時間で終わり、日帰りで行える。

「長年治療ができなかったが、当院で手術し、とてもクリアに見えるようになった患者さんもいます。諦めずに、一度来院いただければ」と西坂院長。

 最近、広角の眼底カメラを導入。白内障の治療では、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術も行っている。多焦点眼内レンズは、1ヵ所にしかピントが合わない従来の眼内レンズとは異なり、遠くと近くの両方にピントを合わせることができるため、老眼解消の切り札とも言われている。いままで老眼で見えなかったものまで、遠くはもちろん、近くまで見えるようになる。加えて乱視も矯正できる。

▲手術風景

 また手術についても「安全で合併症がないのはもちろん、いかに負担が少なく、きれいに美しくということにこだわって手術をしています。視力の数字は同じかも知れませんが、そういったこだわりが視力の数字では表せない見え方の質を最大限に回復させると信じています。体験したことのない良好な見え方を経験し、大変喜ばれる患者さんも少なくないので、患者さんにとっては『視力の回復』よりも『視力向上』がふさわしいのかも知れません」(西坂院長)。

 緑内障では、検査機器OCTを駆使し、早期発見に尽力。またレーザー照射で眼圧を下げる最新の「SLT」レーザー治療を実施。従来は点眼治療で緑内障の進行が抑えられない場合に手術しか手立てがなかったが、最近になって手術に代わる治療法としてSLTレーザー治療が注目されている。

「毎日点眼薬をさす手間が省け、点眼薬の副作用が心配な方にもお勧めしたい」(西坂院長)。患者への侵襲が少なく痛みがなく、治療時間も短く、日帰りでできる。

▲外観

 西坂院長は一般的な眼科疾患にも精通しており、思わぬ全身の病気が眼科受診で見つかることも少なくないという。加齢黄斑変性や黄斑浮腫には、抗VEGF薬(抗新生血管薬)を用いた硝子体内注射の注射を行っており、眼への負担を最小限に抑え、大きな効果をあげている。