医療法人徳洲会 札幌徳洲会病院

【2022年8月号掲載】

【住所】札幌市厚別区大谷地東1丁目1‐1
【TEL】011-890-1110
【URL】https://www2.satutoku.jp/

最新医療と24時間体制の「循環器センター」新設

竹之内豪循環器センター部長
▲竹之内豪循環器センター部長

 札幌徳洲会病院は、2022年4月に「循環器センター」を新設し、札幌東徳洲会病院と連携した治療をスタートさせた。今までは外来診療や検査、手術が必要となった患者の術前の心機能評価などを中心としていたが、今回のセンター新設に伴い、循環器疾患の治療を本格的に開始した。

環境面ではカテーテル手術室を2室から3室へ増設、新機種のアンギオ装置(フィリップス社製Azurion7 B12/12・バイプレーンシステム)を導入。カテーテルを使って血管内に造影剤を注入し、血流や血管の狭窄や閉塞を検査・治療する機器だが、この機器は1回の撮影で2方向同時に撮影可能であることから、造影剤の使用量も抑えられ、患者への負担軽減にもつながるのが特徴だ。

アンギオ装置
▲新機種の「アンギオ装置」

 3D心臓エコー(フィリップス社製EPIQ CVⅹ)も新たに採用。術前や術中の心臓の構造を立体的に把握する事が可能となった。
 循環器疾患の治療法はカテーテル使用が主だが、疾患によって治療手技は様々。

 冠動脈の高度石灰化病変に対しては、ロータブレーターやダイヤモンドバックといった病変を削り取る機器を使用して対応する。心臓弁膜症の治療は札幌東徳洲会病院と協働し、大動脈弁狭窄症はTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)、僧帽弁閉鎖不全症はMitra Clip(経皮的僧帽弁クリップ術)での治療を提供する。

3D心臓エコー
▲最新の「3D心臓エコー」
札幌徳洲会病院

 今後は体制をさらに整え、救急にも力を入れていく方針だ。すでに地域の救急隊にはセンター新設と循環器ホットラインの番号を連絡。救急隊員からは「ものすごくありがたい」と感謝の言葉が寄せられ、1日に何件も連絡が入る日もあるなど期待は大きい。

「これからはレベルの高い急性期医療を維持しつつ、地域医療に貢献できるように尽力していきたい」(竹之内豪医師)

竹之内 豪循環器センター部長(たけのうち ごう)

金沢大学医学部卒。2011年札幌東徳洲会病院勤務を経て、22年4月より札幌徳洲会病院勤務。日本循環器学会循環器専門医、日本内科学会認定内科医、日本心エコー図学会認定SHD心エコー図認証医。