【2021年8月号掲載】

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狭心症や心筋梗塞、弁膜症、大動脈瘤・解離など心臓血管外科の専門手術

▲藤井明心臓血管外科部長

藤井明医師の専門は、後天性心臓血管外科の手術。

狭心症や心筋梗塞では、心拍動下冠状動脈バイパス術を通算300例程実施。この手術は、技術(デバイス)の進歩により心臓を動かしたままで手術ができるようになったが、血管が心臓や筋肉の中に埋まっている場合も多く、手術する側に知識や経験が必要だ。

「冠動脈CTで血管の位置を特定できない場合には、開胸時に予測を立て手術している」と藤井医師。

弁膜症では、病態に即して患者の自己弁を使った「弁形成術」と「弁置換術」を使い分けている。藤井医師は弁膜症の手術を通算300例程実施。

新札幌循環器病院

大動脈瘤や大動脈解離では、人工血管置換術を行い、藤井医師は通算200例程実施。この手術は人工心肺を使い、臓器の血流を一時的に止めるのが一般的だが、脳は他の臓器と比べ数分でダメージを受けるため、脳の温度を20℃の超低体温に保ち、脳の酸素消費量を減らしながら脳につながる大血管に血液を送る手術を行っている。

「手術は治療の一部に過ぎない。患者さんの侵襲面や合併症、術後のフォローなど最後まで責任をもって診療しています」(藤井医師)

藤井  明心臓血管外科部長(ふじい あきら)
札幌医科大学卒。函館五稜郭病院(心臓血管外科科長)、北海道循環器病院(心臓血管外科医長)を経て、2015年9月に新札幌循環器病院(心臓血管外科主任医長)に勤務。18年から現職。日本外科学会専門医・認定医、日本心臓外科学会専門医。医学博士。