医療法人新産健会 LSI札幌クリニック

【2024年9月号掲載】

【住所】札幌市東区北13条東1丁目2番50号
【TEL】 011-711‐1331
【URL】https://www.lsi-sapporo.jp/

PET&MRIによる検診で乳がんや膵がんなどを早期発見

山田 有則院長
▲山田 有則院長

 PETを使ったがん検診や乳がん検診、膵がん検診などを実施。
 コロナの規制解除で受診者が増え、同院では1㌢未満の大きさの初期の乳がんがPETやMRIで見つかる症例が増えている。

「通常のマンモグラフィでは診断がつきにくい高濃度乳房の方でもPETやMRIはがんを特定でき、また乳房を圧迫しないので豊胸手術を受けた人でも苦痛なく検査を受けられます」と山田有則院長。

 一方、膵がん検診では、膵がんの発症リスクが高い膵管の嚢胞性病変を早期に見つけ、経過観察することで、膵がんの早期発見に努めている。

 同院では受診者のニーズに応じて多様なコースを設けている。
「PETエグゼクティブコース」では、骨盤MRIで膀胱がんを、腹部MRIで前述の膵嚢胞性病変や小さな腎臓がんを詳細に診断し、より精度の高い検査が受けられる。

▲最新鋭のMRIを使った「乳がん検診」

 また提携先の循環器内科の協力のもと、心臓の冠動脈の石灰化(動脈硬化)が目立つ受診者には冠動脈CTを行うことで、心筋梗塞の発症予防にも力を注いでいる。

「この検査では、症状がないのに冠動脈が9割程度も狭窄している症例が多く見つかっています。心臓の血管の病変についても早期発見に努めていきたい」(山田院長)