医療法人渓和会 江別病院
【2025年4月号掲載】
【住所】江別市野幌代々木町81番地6
【TEL】(011)382‐1111
【URL】https://keiwakai-ebetsu.or.jp/
脳卒中の救急治療体制を強化、「手術ナビゲーション」を導入

江別病院は江別市とその近郊から24時間365日救急医療を受け入れており、2024年度の救急は搬送台数は1900台を超えた。その半数近くを脳神経外科が担い、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血のほか、脳腫瘍、外傷、てんかん、脊髄脊椎疾患など幅広い領域の治療にあたっている。特に血管内治療専門医が常勤して以来、カテーテルを用いた血管内手術症例が増加している。
昨年4月からは医師の働き方改革で勤務シフト制を導入し、幅広い時間帯での救急医療に対応。江別市立病院との連携も強め、江別市内の脳疾患医療のニーズに応えている。
常に最先端医療を提供すべく、北大脳外との連携は欠かさない。最新鋭の医療機器も逐次導入しており、昨年は4K神経内視鏡システム、今春は高磁場MRIを更新。さらに「手術ナビゲーション」の導入も予定されている。手術中、病変部位の的確な把握が可能で安全性が向上。加えて若手医師の育成教育にも役立つ。

高齢入院患者のほとんどが全身合併症を抱えており「困った時にすぐ相談できる他科との風通しの良さが当院の強み」と石井伸明医師。
石井医師の専門は「脳腫瘍」。