【2020年5月号掲載】

【住所】札幌市北区北39条西5丁目1‐15 北電商販サトウビル2F
【TEL】 011-700‐6661
【URL】http://www.sasamotoganka.com

北大病院 「白内障外来」のチーフドクターで安全かつ納得のいく手術

笹本 洋一院長

▲笹本 洋一院長

笹本洋一院長は北大客員臨床教授や札幌医大臨床教授のほか、北大病院の「白内障外来」のチーフドクター(責任医師)を務めており、毎週金曜日の午後は北大病院で診療している。笹本院長が北大診療で不在の日は、緑内障やぶどう膜炎が専門の辻野奈緒子医師が診療にあたる。

このような笹本院長の経歴からもわかるように、白内障治療で豊富な臨床経験を有し、その手技には定評がある。

ところで私たちの日常生活は、情報の7割を視覚から得るため、視覚が生活の質に及ぼす影響は大きい。

同じ白内障でも患者によって、「まぶしい」「かすむ」「文字を読み間違える」「明るいと見えない」「暗いと見えない」などその症状が異なる。涙目や「ごろごろ」感といった症状の場合、ドライアイや老眼が隠れている場合もある。また高齢者の患者で白内障だと思っていたところ、診断で緑内障だったというケースも非常に多いという。

ささもと眼科内装

▲ロビー

同院は診療にあたって患者本人のほかに、家族の話を必ず聞き、生活環境や悩みを客観的に把握するように心がけている。

白内障の手術は①超音波乳化吸引術と②嚢外摘出術があるが、患者の状況に応じて手術方法を選択している。患者一人ひとり目の大きさやかたち、顔の形状が異なるため、手術では患者によって切開の箇所を変えている。

「最も安全に視機能が回復できるかを考え、創口を選んで手術しています」と笹本院長。

手術は小切開(2・5〜2・8ミリ)で無縫合が多いが、術後に「目をこする」「仕事で目を使う」など患者の生活環境や性格などを考慮して手術のやり方を変えているという。

手術は点眼麻酔で無痛。術中、患者は緑色の光が見えるだけで、手術が行われたことに気が付かないほどだ。

手術時間は15分程度だが、手術自体が目的ではなく、いかに視機能を回復させるかを考え、また合併症のリスクなど万が一の場合を念頭に置いて先のことを考えながら手術しているので、あまり手術時間にはこだわらないという。

家族の協力が得られる場合には日帰り手術が可能だが、アレルギーのような全身疾患がある場合や老老介護のようなケースでは、北大病院や市立札幌病院と連携して入院を勧めている。

その慎重な態度は手術だけでなく、日常の診療にも貫かれている。笹本院長は決して楽観的な説明をしない。それがかえって患者から信頼を得る結果につながっている。

「感染症では結膜炎などで耐性菌が増えているので、注意しています」と笹本院長。

また同院は「多焦点眼内レンズ」を用いた水晶体再建術も行っている。

▲明るく親切なスタッフ

笹本 洋一院長(ささもと よういち)
札幌南高、北大医学部卒。元北大眼科講師。北海道眼科医会会長。北海道医師会常任理事、北海道大学病院客員臨床教授(白内障外来チーフドクター)、札幌医大医学部臨床教授、日本眼科学会専門医。