【2020年9月号掲載】

【住所】札幌市北区北30条西14丁目3‐1
【TEL】 011-709-1212
【URL】http://saka-uro.or.jp

ハード面で大幅強化の新病院が今年9月、札幌市西区に開業

▲坂 丈敏理事長・院長

坂泌尿器科病院(坂丈敏理事長・院長)は、前立腺肥大症や前立腺がん、尿路結石症、膀胱がん、過活動膀胱、EDなど泌尿器科全般の専門治療を行っている。

前立腺肥大症では、ホルミウム・ヤグレーザー装置を用いた低侵襲の治療法「HoLEP」を実施。従来のTUR‐Pと比べ、出血が少なく合併症も少ない。同院ではこのHoLEPを年間249件実施(2018年度)、この数は全国でも有数である。

前立腺がんの治療では、系列の脳神経・放射線科クリニックと連携し、放射線治療の「強度変調放射線治療」(IMRT)を実施。このノバリスを使った放射線治療は、周囲の臓器への影響が少なく、身体に負担の少ない治療を提供している。

尿路結石症については、経尿道的腎尿管結石砕石術(TUL)を中心に、腎臓内の大きな結石では経皮的腎砕石術(PNL)を実施。これらの手術件数は306件(18年度)とこちらも全国有数だ。

▲新病院で導入する体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

さらに後述する新病院では、最新の体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を導入、治療の選択肢を増やす。

膀胱がんでは、尿道から内視鏡を挿入し、高周波電気メスでがんを切除する経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBt)を実施。内視鏡は最新の光力学診断(PDD)が可能な蛍光内視鏡システムを導入。がん細胞内の光感度性物質が赤く光る原理を利用し通常の内視鏡では見つけにくい病変も発見できる。

ところで同院は今年9月に移転新築する。新病院の開業は9月1日で、場所は札幌市西区八軒2条西4丁目。

新病院は、旧病院の40床から59床に病床を増床。個室8室や準個室24室を備え、療養環境が向上する。透析も30床から40床になり、透析室で個室2室も整備。これにより感染症対策ができ、安全を確保できる。

▲今年9月に開業する新病院

外来では救急入口を設けることで救急患者はもとより、ストレッチャーで来院の患者が待合室を通らずに直接診察室に入れる。手術については手術室を従来の3室から4室に増設、将来見込まれる医療技術の革新に対応できる広さで、手術の増加や安全確保対策にも対応している。

また大型の非常電源を設置し、災害などで停電が発生しても電力の安定的な供給が可能になり、支障なく透析治療も行える。

そのほか旧病院跡に「新川クリニック」を開設し、北区の患者の利便性を担保。新川クリニックと新病院との間でシャトルバスを運行、駐車場も80台が収容できる。

坂 丈敏理事長・院長(さか たけとし)
札幌医科大学卒。日本泌尿器科学会専門医・指導医。