【2019年12月号掲載】

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日帰り手術が可能な外反母趾の「骨切り術」(DLMO法)

有山 弘之整形外科部長

▲有山 弘之整形外科部長

外反母趾は女性に多く、母趾(足の親指)の付け根の関節が「くの字」に曲がり、痛みや痺れ、歩行障害などの症状が出る。陥入爪や巻き爪、偏平足、ウオノメやタコ、疲労骨折、水ぶくれ(ガングリオン)、神経障害(モートン病)などの他の疾患を併発している場合が多く、「これらの病気を見きわめることが大切」と有山弘之医師。

母趾はサイズが合わない靴を履くと変形しやすく、特に踵が高いハイヒールは体重が母趾にかかることで変形が進みやすい。

手術は①骨を切らずに周囲の筋や関節の袋を治す「軟部組織解離術」や②骨を切って変形を矯正する「骨切り術」(DLMO法を含む)、③関節の軟骨を削って骨同士を接合する「関節固定術」、④関節の表面の摩耗部分を切除する「関節形成術」を、症例によって使い分けている。

特に②のDLMO法は、小切開で中足骨を切って骨頭部分を外側にスライドさせ固定する手術で、術後は安定した成績で満足度が高い。手術時間は15〜30分で、日帰り手術も可能だ。

「患者さんから『長い間治らなかったタコが無くなり歩きやすくなった』、『転倒が心配だったが改善した』といった喜びの声が多数あります」(有山医師)

有山 弘之整形外科部長(ありやま ひろゆき)
旭川医科大学卒。函館中央病院、釧路労災病院、進藤病院v整形外科部長)を経て2006年に森山病院に勤務。日本整形外科学会認定医、日本手の外科学会会員、日本整形外科学会認定リウマチ専門医。