ふじた眼科クリニック

【2025年7月号掲載】

【住所】札幌市白石区本通1丁目南1‐13 雄健1F
【TEL】 011-868-6666
【URL】http://www.fujita-eye.com

近年の網膜治療の進歩で治らなかった疾患加齢黄斑変性症や糖尿病網膜症に新しい治療薬が続々登場に光明が…

▲藤田 南都也院長

 ふじた眼科クリニックは、来年で開院〝四半世紀〟を迎える。藤田南都也院長は、札幌市医師会白石区支部長を務める。

 近年、加齢黄斑変性症や重症糖尿病ならびに網膜静脈閉塞症による網膜浮腫に対するスタンダードな治療になった抗VEGF療法。
「抗VEGF療法は、従来治療が困難だった疾患に大きな福音をもたらしました。その後薬剤の改良が続けられ、最近は持続力の大きい製剤が発売され、治療の間隔を広げることができるようになったり、バイオシミラーと呼ばれる後発薬もでき、費用負担も少なくなって、ますます治療が受けやすくなっています」と藤田院長。

 この抗VEGF(血管新生因子)療法とは、網膜に直接薬液を投与するという治療法だ。安全性が高く、しかも保険適用である。中年以降でものが歪んで見えたり、見たいところだけがぼやけて見えづらくなったり霞んだりする場合、この病気を疑う必要がある。

ふじた眼科クリニック

 また糖尿病で血糖値が下がらない場合、眼底に増殖などの変化が起きる。高血圧などを放置すると網膜の血管が詰まることもある。

「当院もこの治療で高い成績を収めてきました。診断にはOCT(網膜断層撮影装置)が大変有効です」(藤田院長)

藤田 南都也氏(ふじた なつや)

1988年浜松医科大学卒。東京医科歯科大学眼科学教室、東京大学眼科助手等を経て、2001年7月ふじた眼科クリニック開院。日本眼科学会認定眼科専門医。日本眼科手術学会会員。札幌市医師会白石区支部長を務める。