【2020年1月号掲載】

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紋別大谷学園創立50年 幼児教育の向上へさらに精進

▲学園訓を刻んだ石碑を除幕(左から山谷えり子参議、
園児代表、橘淑生理事長、橘有三専務理事)

学校法人紋別大谷学園は創立50年を迎え、10月5日、記念式典と記念講演会を紋別大谷認定こども園で開いた。元国務大臣の山谷えり子参議や武部新衆議、宮川良一紋別市長が来賓として出席し、それぞれ祝辞を述べた。橘有三専務理事は地域の幼児教育のさらなる向上に精進していく決意を示した。

町村金五氏が助言学校法人で運営を

▲山谷えり子参議


▲武部新衆議


▲宮川良一市長

紋別大谷学園は学園訓「真理尊重・生命尊重・報恩感謝」を建学の理念としている。記念式典に先立って、その文字を刻んだ石碑の除幕式を行い、揮毫した元国務大臣の山谷えり子参議、橘淑生理事長、園児代表が除幕した。

学校法人の認可は1969年。地域の幼稚園新設を待望する声に応え、当時ボーイスカウト活動を通じて縁のあった町村金五知事(当時)から「学校法人を設立し、より公益的な運営をした方が良い」との助言を得て、圓満寺責任役員会で議決したのがスタート。

廃校となった上鴻之舞小学校校舎の木材の払い下げを受け、翌年、橘理事長の父・薫一氏を初代園長として紋別大谷幼稚園が開園した。現在、紋別唯一の学校法人として、紋別大谷認定こども園、紋別大谷南保育園、大谷せせらぎこども園を運営している。

記念式典で式辞を述べたのは、橘理事長の長男、有三専務理事だ。

「教育と文化こそが心を育て、その心が源となって、より気高く、深い教育と文化を育てる。地域の、北海道の、そして日本のうるわしき未来の幼児教育・保育のさらなる向上を目指し、精進していく」

と力強く語った。

安倍晋三総理からはメッセージが寄せられた。

「幼児教育は年々、その重要性は高まり、わが国の教育再生の根幹。これからの日本の未来を担う子どもたちがすこやかに成長し、世にはばたくために学園が果たされる役割は今後ますます重要になる」

そこには、地域はもとより、日本の幼児教育の模範となっていくことへの期待感が込められている。

人生100年時代 幼児教育ますます重要に

▲橘専務理事が感謝状を贈呈した


▲園児による歌と楽器演奏が行われた

来賓として祝辞を述べたのは、山谷参議と武部新衆議、宮川良一紋別市長の3氏。ちなみに山谷参議と有三専務理事は旧知の間柄で、有三氏が19年4月に市議選に出馬した際には力強いエールが送られた。その甲斐あってか、トップに10票差の2位で初当選。定例議会の度ごとに質問席に立つなど、その熱心な活動ぶりに支援者は喜んでいる。

「華道、茶道、農作業を通じて、命の営みを伝えられ、理想の幼児教育を北の大地でなさっている。総理は所信表明演説で、人生100年時代だからこそ幼児教育が大事だという思いを伝えられた。『令和』は外国でビューティーハーモニーと訳されている。世界中にビューティーハーモニーを広めていきたい。その拠点が紋別大谷学園だと思う」

と山谷参議は述べ、武部衆議は、

「人生100年時代を見据えていくとき、人づくりこそが時代を切り開く原動力。人の一生において、幼児期は生涯にわたる人間形成の基礎・能力や才能の芽が培われる重要な時期。紋別大谷学園では浄土真宗のみ教えの下、『命を大切にする心』と生かされていることへの感謝の気持ちを育む教育を実践されている。オホーツクの未来を担ってくれる人材を育ててほしい」

宮川市長は学園の設立当時、紋別市の人口は4万人を超え、待機児童の問題があったことにも言及。人口は現在、約2万2000人と減少したが、そんななかでも紋別大谷学園はハード・ソフトの両面で、時代に見合った施設整備や保育士の人材育成を進めてきた。

「延長保育や病児保育、学童保育など保護者ニーズに副った細やかな保育事業を展開されている。今後も紋別の幼児教育・保育のけん引役としてさらに地域の期待が高まっている」

と宮川市長は結んだ。

記念式典後の記念講演では、山谷参議が「美しい日本の心、令和元年」をテーマに熱弁をふるった。