【2020年1月号掲載】

就労支援事業所  リブラぴあ〜のカフェ  リブラぴあ〜の
【住所】北見市美芳町5丁目2-13 エムリンクビル1F
【TEL】 0157-33-3761
【URL】http://www.e-mlink.co.jp(エムリンクホールディングスグループ)

エムリンクホールディングスグループの地域貢献

▲うたごえリーダーの宮村寛さん

「うたごえ喫茶」で地域コミュニティと健康増進 障がい者就労支援で「ごぼう茶」の製造・販売

オホーツク管内を中心に、高齢者福祉施設などを事業展開するエムリンクホールディングスグループは、北見市美芳町のエムリンクビルで、就労支援事業所とカフェを運営。それぞれ地域に密着した社会貢献を果たしている。

▲うたごえリーダーの菅原道子さん(左)と
コントラバスを奏でる高橋星将さん(右)


▲「リブラぴあ~の」管理責任者の
小刀禰博子さんはピアノ演奏も

「夢ふうせん」ブランドの福祉施設等を全道で運営するエムリンクホールディングスグループは、モンゴルで介護人材育成事業を手掛けるほか、法人後見センターの運営も行うなど、一般的な社会福祉施設の運営法人とは異なる独自の事業展開を見せている。2019年にグループの本拠を現在のビルに移した。

1Fのカフェ「リブラぴあ〜の」では「うたごえ喫茶」を毎週火曜日に開催している。オホーツク管内の合唱団のリーダー的な存在である本見研介社長は2年前、東京新宿のうたごえ喫茶で「昭和30〜40年代のブームの復活」を感じ取り、「北見でもやろう」と始めたものだ。この10月まで57回の開催実績がある。

 「皆で同じ旋律を歌うことで安心感が生まれる。合唱とは違った魅力があります」と本見氏が語れば、うたごえリーダーの宮村寛さんは「声を出すことは体にいい。心も元気になり、健康増進にもつながります」と強調する。

午前11時〜午後3時まで、約45分間のお昼休みを挟み、いわば「歌いっぱなし」の状態。ロシア民謡や懐かしのフォークソングなどさまざまなジャンルからリクエストを募り、1回の開催で44〜45曲を歌う。「100年残る歌をテーマにしています」と本見さん。

客層は中・高齢者が中心。女性がやや多い。30席ほどの客席は午後にはほぼ満席となり、このカフェで顔なじみになった人たちも少なくない。「地域コミュニティ」というフレーズがぴったりの光景だ。催事やイベントなどに、出張うたごえ喫茶も行っている。

作業を経験して一般企業に就労

▲茶葉50グラムを900円で販売中


▲まるまると太ったごぼうを洗浄して使う(右)


▲焙煎中ごぼうの風味が漂う


▲就労支援事業所 リブラぴあ~の
カフェ リブラぴあ~の

一方、カフェに隣接する「ごぼう茶工房」では、知的や精神に障がいを持つ人が毎日、黙々と作業をしている。洗浄や焙煎、パック詰めなどに分担を決め、支援員とともにごぼう茶を作っているのだ。

名称は「オホーツクの手作りごぼう茶」。管内で収穫された「かたちの良い」ごぼうを原料に、水洗いのあと、皮のついたまま手作業で乾燥させ、時間をかけてじっくりと焙煎する。やさしい香りとほのかに甘いごぼう茶だ。

栄養成分たっぷり。しかもおいしい。そのためリピーターが多く、「飲むと身体がポカポカしてくる」、「お通じで悩んでいたけど、お腹が毎日すっきり」、「子どものアトピーが落ち着いた」、「高かった血圧が安定してきた」といった声が寄せられている。

「作り始めて8年。長く飲んでいただいている方に支えられています。こうしたお客様の喜びが、作業をする者の励みになっています」と管理者の小刀禰博子さんは笑みを見せる。

カフェで販売しているほか、札幌や北見の薬局で取り扱っていることからも「健康増進」の意味合いを持つ商品であることがうかがえる。インターネット販売に加え、北見市のふるさと納税の返礼品にもなっている。

就労支援事業所「リブラぴあ〜の」では他に、町内で銭湯「美好湯」の運営も手掛け、これらの作業を経験して一般企業に就労した障がい者は「ふた桁」にのぼる。