【2020年1月号掲載】

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2月に新造船「アマポーラ宗谷」就航「利尻・礼文」観光の情報発信も

▲アマポーラ宗谷

利尻・礼文、奥尻の道内離島を結ぶ定期航路を運航するハートランドフェリー(蔦井孝典社長)は、2020年2月上旬に稚内〜利尻・礼文航路に新造船「アマポーラ宗谷」の就航を予定している。

▲ペットルーム

「アマポーラ宗谷」は、19年9月に内海造船(広島県尾道市)瀬戸田工場で建造、命名され、進水式を実施。4250トンで全長約96・5メートル、定員495人(夏季550人)、積載台数は8トントラックのみの場合21台、乗用車のみは53台、速力約19・1ノット。特長はスタビライザーにより揺れが少なく、エンジンの燃費性能が向上。カランセ奥尻と同様にアイランドビューシートという見晴らしの良い客室を設けるほか、Wi‐Fi(無線LAN)やUSB電源を設備し、船内からいつでも利尻富士等の写真をSNSで発信できるように配慮した。また、ペット連れにうれしい初めてのペットルームも備え、愛犬・愛猫家の利用も歓迎する。

「アマポーラ」という名前の由来は、利尻島固有種の〝リシリヒナゲシ”のヒナゲシを意味するスペイン語から命名。サイプリア宗谷の”レブンアツモリソウ”、カランセ奥尻の
〝オクシリエビネ”に続き、島の花“第3弾”となった。イメージカラーは黄色で、アイランドビューシートのカバーをリシリヒナゲシであしらっている。花言葉は「思いやり、いたわり」。蔦井社長は「島でしか見られない固有種である高山植物の花を本船は思いやり、いたわりを持って島々へご案内し、皆様に現地でご覧いただければ」とPRする。

▲キッズルームに使われる
ポケモンのキャラクター

また、同社は北海道庁・㈱ポケモンと連携し、船内にポケモンのアローラロコンとロコンをデザインした「キッズルーム」と「ベビールーム」を用意し、離島航路の活性化につなげる。

新造船「アマポーラ宗谷」のトライアル運航は、20年2月1日を予定。稚内から利尻・礼文に向けて出航し、稚内と利尻・礼文の双方でお披露目式を行うことも検討中。本格就航は同4日を予定しており、観光客の増加に期待がかかる。

▲リシリヒナゲシ

昨今はインバウンドの中でも、団体利用が頭打ちであることなども踏まえ、同社は中国語圏やタイなどのFITを視野に、道内離島観光の魅力や旅マエ情報の発信に力を注ぐ考えだ。

19年秋には中国人留学生を採用。主に中国本土の人向けに旅専門のSNSを活用した投稿で、道内離島の情報発信を行い、道央圏に集中する観光客の目を利尻・礼文へ向けてもらう取り組みを進めながら、マーケティング活動を展開していく。