【2020年1月号掲載】

【住所】斜里郡小清水町浜小清水304番地1
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廃校した2小学校を活用 積極的な催事出展で地域振興に貢献

小清水産のばれいしょでんぷんを使ったフリッターせんべい「ほがじゃ」。発売から7年。北海道の人気観光土産品として定着するとともに、「小清水の顔」といえる商品に成長した。

▲「創造躍進」の石碑(左側)が残る旧水上小学校の加工施設と業務用のばれいしょでんぷん


▲国道に面した小清水北陽工場と土産用として人気の「ほがじゃ ミニ」のトリオ


▲「にぎわい市場さっぽろ」に出展
(11月22~24日)

「ほがじゃ」を製造する小清水北陽工場は廃校した北陽小学校を活用している。福岡県を拠点にする山口油屋福太郎の手によるもので、運営開始時は校舎の有効利用のモデルケースとして全国的に話題を呼んだ。

同社は、北陽工場から15キロほど離れた旧水上小学校の校舎も取得。19年春には澱粉給袋加工施設として稼働を始め、主としてJAこしみずが販売する業務用のばれいしょでんぷんを加工している。地域のシンボルだった小学校に再び灯りがともり、地域に元気が生まれた。新たな社会貢献を果たしたことになる。

小清水町は、じゃがいもをはじめ、小麦やてん菜を栽培する畑作農業が地域経済の基盤を成している。

山口油屋福太郎は、そんな「まちの魅力」を道内外に発信する役割も担っている。19年は札幌や仙台で行われた食のイベントに積極的に出展、独自ブースの設置や商品提供などで、まちの特産品をアピール。札幌大通公園のオータムフェスト(9月)、サッポロファクトリーで開かれたHTBまつり(9月)などはとても好評で大賑わいだった。

そうしたイベントで提供する「ほがじゃ」は〝お徳用〟と呼ばれる商品が多い。製造中にやむなく生じた規格外商品をリーズナブルな価格で販売するものだ。「食べ物を無駄にせず、大切にする」という取り組みの一環である。

ここ1〜2年でアイテム数も増えた。さまざまなシーンでの買い方や食べ方に対応するためで、例えばお手頃価格の「2枚×2袋」は特急列車の中で食べるおつまみなどに、「2枚×3袋」のパッケージは、かさばらないため、多人数に配る土産用として重宝されている。