株式会社あかりみらい

【2022年12月号掲載】

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厚労省が次亜塩素酸水の空間噴霧活用について通達発出

越智文雄日本除菌連合代表(あかりみらい社長)が力説、換気困難な学校やオフィスで積極的に活用を!

越智文雄社長
▲越智文雄社長

 厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部は10月24日、都道府県と保健所設置市、特別区に向けて「次亜塩素酸水の空間噴霧について」と題する事務連絡を発出した。要約すると「次亜塩素酸水の空間噴霧が全面的に禁止されていると誤解があるようだが、適正に使用することを妨げるものではない」と関係機関への周知・徹底を目的としたものだ。
 新型コロナウイルスの新規感染者は、北海道や東北地方などの寒い地域を中心に増加傾向(11月2日現在)に転じている。窓を開けての換気が難しくなっているのが大きな要因と思われ、閉ざされた空間における除菌の必要・有効性を次亜塩素酸水普及促進会議代表理事で日本除菌連合会長・越智文雄あかりみらい社長に聞いた。

1年前の通達で解禁市町村に周知を図る

――厚労省が、次亜塩素酸水の空間噴霧について通達を出しました。昨年10月21日に発出した事務連絡で次亜塩素酸水の使用は“解禁”されているのですが、今回の事務連絡はその内容の周知・徹底を狙いとしているように思われます。

 新型コロナウイルス感染拡大で生活様式がガラリと変化してから間もなく3年が経過しようとしています。アルコール不足からその代替品として一躍脚光を浴びた次亜塩素酸水が根拠のない風評被害にさらされ、空間噴霧を取りやめたことによる感染拡大を引き起こした例もあります。
 発生から約2年が経過した昨年10月、ようやく厚労省は「おススメしない」という通達を変更し、厚労大臣も「空間噴霧を含めた次亜塩素酸水の使用を妨げない」と明言しました。加えて厚労省を中心とする3省庁のコロナ対策ポスターも改定されました。
 しかし、それにも関わらず一般の皆様の頭にはネガティブな情報が刷り込まれたままです。今回の発信が広く周知・徹底されるよう願っています。
 次亜塩素酸水は何より安心、安全ですから、学校や保健所、介護施設、役場、オフィス、店舗などで積極的に活用していただきたい。

▲厚生労働省の事務連絡内容

感染原因は空気感染おのずと限られる解決策

――10月27日の参議院厚生労働委員会で川田龍平議員が「マスクをしてもアクリル板を置いてもアルコールで手洗いしても閉鎖空間での空気感染においては対策とならない」、「窓を開けての換気ができない冬の空気感染対策を急ぐべき」、「次亜塩素酸水の空間噴霧についての誤った風評が、保健所や自治体、学校、現場病院などに染み付いている」などと厚労省の見解を質し、佐原康之健康局長が「事務連絡を発出して自治体に改めて周知を図っているところ」と答弁しています。

 そもそも感染原因の分析が間違っていたのだから対策も間違っていたのです。今年3月に国立感染症研究所が新型コロナウイルスは空気感染であることを認めているのですが、手洗いやアクリル板ではなく空気清浄と空気中のウイルスを除菌する空間消毒しかないのです。換気は正しい王道の対策ですが、換気が困難な季節、特に北海道や東北では冬の間窓を開けて生活はできません。
 私どもは、この解決策は空気清浄機、換気型空調機、次亜塩素酸水の超音波噴霧をおいてほかにないことを早くからアピールしてきました。

――11月11日に3回目の次亜塩素酸水水溶液学会が開かれます。

 初めて関西(兵庫県姫路市)で行います。次亜塩素酸水を取り巻く環境と時代の推移や有効活用について学識者らの報告・発表のほか、片山さつき参議院議員(感染対策を資材と方法から考える超党派議員連盟代表)と川田龍平参議院議員にも講演していただく予定です。