【2020年5月号掲載】

【住所】札幌市中央区大通西16丁目2‐3 ルーブル16
【TEL】 011-615-8480
【URL】https://www.3km.or.jp

〝実践〟重視で法人名を改称 全国普及へ4月から本格始動

▲世界遺産「屋久杉を代表する縄文杉」を表紙にした
社団法人のパンフレットと土屋公三氏

土屋グループの創業者会長、土屋公三氏が昨年11月に設立した一般社団法人「3KM生涯幸福設計」は4月1日、法人名を「3KM生涯幸福設計実践協会」に改称して本格的に始動した。一方、土屋ホールディングスに事務局を置き、土屋氏が塾長を務める「新社長塾」も開講した。

社団法人の設立から6ヵ月。名称を「3KM生涯幸福設計実践協会」に変えたのは文字通り“実践”を重視したためだ。代表理事の土屋氏はこう話す。

「複数の理事からの要望によるものです。『知識として覚えるのではなく、あくまで実践していくのが大切』だと。『人生は知識だけでなく、得た知識を利用して行動、実践することだ』というのです。本格的に始動するこの機に合わせて、登記等の変更手続をしました」

「3KM」は土屋氏が自ら開発した社員教育プログラムである。「個人」「家庭」「会社」の頭文字をとった3つのKと、一人ひとりが目標(マーク)を持ち、それを管理(マネジメント)し、実現に向けて意欲(モチベーション)を引き出すMを合わせて名付けた。

「個人」は社会・友人、住まい・財産、健康、心、趣味・教養・自己啓発・資格の6分野、「家庭」は先祖、親、配偶者、家族全員、子供、兄弟・親戚の6分野、「会社」は使命、業績、基本動作、専門分野、収入、熟練度・地位の6分野、合わせて18分野で設定した自分の目標を専用の手帳に書き込み、それぞれの接点を最大公約数的に達成することを目的としている。まさに〝生涯幸福〟の設計図となる教育プログラムだ。過去に1600社あまりの企業で導入されている。

土屋氏がこの「3KM」を社団法人化したのは、全国普及に一層、力を入れていくとともに、土屋氏が普及活動の一線を退いた後に志を持った人が引き継げるように、という思いからだ。そこには、昨今の社会環境の変化が背景にある。

「政府が提唱する働き方改革は、残業制限、生産性向上、効率アップなど『業務の効率化』『労働時間の短縮』が主眼。『業務の効率化』の達成と同じく、有効な休日の使い方が個人の生きがい、家庭の幸福、企業の繁栄の基となるのです」

こうも言う。

「残業を1日2時間したとして労働が週50時間、睡眠と食事などの生活時間が1日9時間で週63時間。1週間の168時間からその合計の113時間を引くと、自由に使える時間は55時間プラス有休で、働く時間よりも多いのです。各自に任されるこの時間の使い方こそがとても大切で、大袈裟に言えば日本経済に大きく影響を与えるのです」

土屋氏は4月8日に開講した新社長塾でも、自らの経験をもとに実践的な経営を伝えていく。毎回、ゲスト講師を招く。