苫小牧市のポイ捨て防止取り組み、ユニークなローマ字表記看板が話題

▲ローマ字表記の看板はインパクト大のデザインだ

苫小牧市では「ぽい捨てによる空き缶等の散乱の防止に関する条例」により、地域への不法投棄、およびポイ捨ての防止に努めている。春と秋に開催される全市一斉清掃や、地域、警察、土地管理者(企業)などによる合同パトロールや清掃活動の実施によって清潔で美しい街づくりを推進しているが、その中で、地域住民を中心にSNSなどで話題となっているのが「ローマ字表記看板」だ。

市内全域には432基の看板が設置されているが、2019年から設置されたこのタイプの看板は5つのデザインがあり、主に市内中心部地区のほか、小学校付近や公園、また実際にポイ捨てごみが多い場所など市内の34箇所に設置されている。「POISUTE KINSIDESU ( ゚Д゚)」「POISUTE AKIMAHEN!!」など、絵文字や関西弁で表現したユニークなローマ字看板は、見る人を和ませるとともに、インパクトのあるデザインでポイ捨て防止にも効果を発揮してくれそうだ。

苫小牧市環境衛生部ゼロごみ推進室では「ごみのぽい捨ては、たとえ1人の捨てる人がいたとしても、100人の拾う意識があればいいのではという思いがある。ぽい捨て防止条例制定の街・苫小牧として、今後もきれいなまちづくりを目指していきたい」とコメントしている。

●問い合わせ
 苫小牧市 環境衛生部 ゼロごみ推進室 ゼロごみ推進課
 TEL 0144-55-4077