プロロが北海道移住予定世帯に“お祝い金支援”
引越し業を手掛けるプロロ(札幌市、菊地正輝代表)が、8月1日から同社ウェブサイトで“北海道移住予定の世帯”に向けて、期間限定で引越し代金の10%(最大2万円)をプレゼントする“お祝い金支援”を実施している。
コロナ禍が長期化していることから、東京から地方移住への動きが高まっており、総務省が発表した住民基本台帳に基づく2021年1月の人口動態調査によれば、東京では年間2万人以上が減少。地方では一都三県以外も転入増の地域が増加している。
また、認定NPO法人ふるさと回帰支援センター(東京都)によると、昨年の地方移住の相談件数は4万件以上で過去最高を記録。コロナ禍で仕事先を都心から地方圏に変更するケースや、テレワークの普及などによって都市一極集中の暮らしが見直され、地方移住に関心が集まっていることが窺える。
一方、道内に目を移すと、東川町など一部の町で転入増となってはいるものの、道全体では減少傾向が続いていることから、同社は北海道へ移住を考えている人の“移動部分”を応援しようと企画したわけだ。
同社担当者は「数年前から北海道内への人流をもっと増やそうと、道外から道内への長距離引越しに力を注いでいる。地方移住への関心が高まる好機に、道外からの北海道移住者に向けて支援をすることで、北海道の地域活性化に貢献したい」としている。