日本最大級の恐竜が完全復元!春休みはカムイサウルスに会いに行こう。NHK札幌放送局で「カムイサウルス春休み特別展」開催

日本に生息していた最大級の恐竜「カムイサウルス」の全身骨格が完全復元されて、3月からNHK札幌放送局で初めて一般公開される。
カムイサウルス(通称・むかわ竜)は、2003年に北海道むかわ町で発見されたハドロサウルス科の草食恐竜だ。全長は約8メートルに達し、国内で発掘された恐竜の中では最大級の大きさを誇る。同町で骨格の約7割が発掘され、2019年に正式名称が決まるまでは「むかわ竜」と呼ばれていた。
この恐竜の化石は、NHK札幌放送局と北海道大学総合博物館が共同で研究を進め、2024年1月から欠損部分の復元作業や教育コンテンツの開発が行われてきた。こうして、残り約3割の骨格も復元され、NHK札幌放送局が「放送100年」を迎える今年3月から、カムイサウルスの全身骨格が同局内で1年間展示されることになった。
また、この展示にあわせて、「“日本の恐竜の神”完全復元!カムイサウルス春休み特別展」が3月22日から4月6日まで開催される。
特別展では、完全復元されたカムイサウルスの骨格に加え、同じ白亜紀に生息していたモササウルスやタルボサウルスなどの化石や標本も展示される。実際に触れることができる標本もあり、恐竜の世界をより身近に感じられる。
280インチの8Kスーパーハイビジョンを備えた「8K公開スタジオ」では、カムイサウルスの発掘過程を紹介する展示や、全身骨格のCG映像が上映される。迫力ある映像で、日本最大級の恐竜の姿を楽しめる。
さらに、親子で楽しめる体験型コンテンツも充実している。
恐竜や「放送100年」にちなんだ「どーもくんオリジナル缶バッジ制作体験」、クロマキー技術を使った「カムイサウルスの世界に入っちゃった!」撮影コーナー、恐竜クイズに挑戦し「カムイサウルスマスター」を目指すコーナーなど、恐竜をテーマにしたさまざまな企画が用意されている。
春休みの思い出づくりに、ぜひ親子で恐竜の世界を体験してみよう。
●開催日時/3月22日㈯~4月6日㈰ 10:00~17:00
●会場/NHK札幌放送局(札幌市中央区北1条西9丁目1‐5)
〈アクセス〉 札幌市営地下鉄東西線「西11丁目駅」より徒歩約5分、JR札幌駅より徒歩約15分
※駐車場はないため、公共交通機関の利用を推奨
※車いすなど身体が不自由な人のための駐車場はあり
●公式ホームページ/NHK https://event.nhk.or.jp