社会医療法人医翔会 札幌白石記念病院

【2026年5月号掲載】

【住所】札幌市白石区本通8丁目南1番10号
【TEL】(011)863‐5151
【URL】https://www.ssn-hp.jp/cms/

「もの忘れ外来」で認知症の治療、顔面痙攣などにボツリヌス注射も

稲村 茂副院長
▲稲村 茂副院長

 稲村茂副院長の専門は、脳血管障害の外科手術。脳動脈瘤のクリッピング手術を通算500例、脳梗塞のバイパス手術を通算150例手がけてきた。そのほか脳腫瘍や外傷、水頭症における開頭手術も手がける。

 同院では、2019年4月に「もの忘れ外来」を開設。稲村副院長は、その担当医でもあり、問診では患者の日常生活を聴き、神経心理検査を行う。またMRIや脳血流SPECTによる画像検査や血液検査でアルツハイマー型、レビー小体型、脳血管性、前頭側頭型の認知症や軽度認知障害(MCI)の鑑別、もの忘れの原因を診断する。

 認知症の治療は薬物治療で、アルツハイマー型の初期や軽度認知障害の治療では、新薬「レカネマブ」と「ドナネマブ」の2剤を扱い、髄液検査は同院で、PETについては恵佑会札幌病院との連携で行う。

札幌白石記念病院

「診断だけでなく、生活の質を重視して介護につながる診療を心がけています」と稲村副院長。

 そのため地域包括支援センターを通じて系列の居宅支援介護事業所や介護施設と連携をとる。
 そのほか、稲村副院長は片側顔面痙攣や脳卒中後の上下肢の痙縮にボツリヌス注射による低侵襲治療も行っている。

稲村 茂副院長(いなむら しげる)

札幌医科大学卒。市立札幌病院救急救命センター、苫小牧王子総合病院(脳神経外科医長)、市立釧路総合病院(部長)等を経て、2019年1月に札幌白石記念病院に勤務。21年4月に副院長、23年4月に理事に就任。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医・指導医、日本認知症学会専門医・指導医等。