社会医療法人医翔会 札幌白石記念病院

【2024年10月号掲載】

【住所】札幌市白石区本通8丁目南1番10号
【TEL】(011)863‐5151
【URL】https://www.ssn-hp.jp/cms/

「一次脳卒中センターコア」施設、「相談窓口」で治療後の生活をサポート

▲髙橋  賢脳卒中センター長
▲髙橋 賢脳卒中センター長

 札幌白石記念病院は、2021年4月に「一次脳卒中センター(PSC)コア」施設に指定された。コア施設は24時間365日の救急医療体制を整え脳梗塞に対する血栓回収療法が可能な施設であることに加え、「脳卒中相談窓口」の併設などPSCと比べ指定条件が厳しく、道内では数少ない。

 併設された「脳卒中相談窓口」では、医師や看護師、ソーシャルワーカー、リハビリスタッフなどが連携して急性期治療の後のリハビリや介護サービスなど生活全般にわたりサポートする。

 髙橋賢脳卒中センター長の専門は、超音波エコーを駆使した脳卒中の再発予防。日常診療では脳卒中のカテーテル治療を行うほか、頸動脈エコーや心エコー、下肢静脈エコーを使い、動脈硬化の狭窄病変や脳塞栓症の原因となる血栓の箇所(塞栓源)を検索。脳卒中の背景にある隠れた原因を調べるほか、神経疾患の有無についても診断する。

札幌白石記念病院

 治療モットーは「迅速な診断と適切な予防」。
「脳卒中は、急性期治療を行ってもその後のフォローがないと再発するリスクが高まります。脳卒中の背景にある隠れた原因を調べることで二次予防に努めていきたい」(髙橋医師)

髙橋 賢脳卒中センター長(たかはし けん)

岩手医科大学卒。九州医療センター、岩手県立中央病院を経て、2021年1月から札幌白石記念病院に勤務。同年4月に脳卒中センター長に就任。日本脳卒中学会専門医・指導医、日本脳神経血管内治療学会専門医、日本神経学会指導医、日本脳神経超音波学会認定脳神経超音波検査士等。