医療法人社団 北広島おぎの眼科
【2025年7月号掲載】
【住所】北広島市北進町1丁目2‐2 北広島ターミナルビル1F
【TEL】 011-370-1010
【URL】http://www.oginoganka.com/
JR「北広島」駅直結のビルに移転、今年5月、新クリニックが開院

北広島おぎの眼科が、5月1日に移転、新クリニックが開院した。
移転先は、同じく3月15日に開業したJR「北広島」駅直結の「トナリエ北広島」内。
新クリニックは、従来の1・5倍の広さ。スタッフも増員し25名体制で診療する。診療時間も30分繰り下げて、~17時半までとした。駐車場は「トナリエ北広島」の立体駐車場を利用でき、58台収容可。
また「トナリエ北広島」には、飲食店や物販店が揃っており、診療のついでにショッピングや飲食が楽しめる。
「駅に直結するなど、利便性が向上したので気軽に来院していただきたい」と荻野哲男院長。
ところで荻野院長が手がけた硝子体手術は6700例、白内障手術(硝子体同時含む)は2万3000例に及ぶ。数多くの治療実績を重ね、その豊富な経験と高い技術により、眼科疾患をトータルに診ることができる。また難治症例や合併症の治療にも対応、地元だけでなく札幌など各地から患者が訪れている。

侵襲が少ない極小の創(傷)で短時間の手術を実践しているのも同院の特徴。白内障手術では、国内最小切開創である1・8㍉の極小切開手術を実施。通常レンズや乱視矯正レンズのほか、多焦点眼内レンズの挿入にも対応、道内でトップクラスの執刀数だ。
網膜硝子体手術では、27ゲージ網膜硝子体手術装置を備えており、創口は0・4㍉程度だ。そのほか、緑内障や眼瞼下垂、さかさまつげ、ものもらい、なみだ目、翼状片の日帰り手術にも対応。加齢黄斑変性や糖尿病網膜症に対するレーザー治療、硝子体注射、テノン嚢下注射なども実施している。

検査・治療機器も充実しており、23年12月には最新のOCT(光干渉断層計)装置「OCT‐RI」の国内1号機を導入した。これは、同院で3台目となるOCT装置で、一度に広範囲かつ詳細な画像を撮影でき、タッチパネル操作で自動で画像を撮影、迅速な検査により患者の待ち時間短縮にも貢献している。
21年にはボシュロム社の新型モデル「硝子体白内障手術装置」の国内1号機も導入した。硝子体手術や白内障手術時の眼圧をコンピューターで自動制御できるのが特徴で、超高速カッターとの併用で正確かつ短時間の手術が可能となる。
18年には、高解像度で網膜内の状態が手術中リアルタイムで確認できる術中OCT付顕微鏡「EnFocus」を道内初、全国で3番目に導入した。
そのほか、硝子体白内障手術装置「ステラリスPC」は、眼底内を120度の広い視野(通常は30度)で見ることができるシステム「BIOM」と併用することで、難治症例もより短時間かつ安全に手術することができる。
「眼科疾患は生活の質(QOL)に大きく影響します。今までの経験を活かした高度な医療を、患者さんが治療を受けたいと感じた時に可能なかぎり早く提供していきたい」(荻野院長)