医療法人唯明会 かずの内科循環器クリニック

【2024年8月号掲載】

【住所】札幌市西区琴似1条2丁目5-6
【TEL】 011‐643‐1171
【URL】https://kazuno-clinic.com/

循内専門医の立場から生活習慣病を診療、再発が多い心疾患の術後管理にも注力

數野  祥郎院長
▲數野 祥郎院長

 高齢化で心不全の罹患者数が増大し、〝心不全パンデミック〟と言われる中、その原因となる動脈硬化性疾患と弁膜症の予防、そして疾患の管理がきわめて重要だ。

 數野祥郎院長の専門は、動脈硬化性疾患(虚血性心疾患と下肢の動脈硬化)および弁膜症の治療。 數野院長は1年程前までは、「TAVI」で道内の先駆的医療機関である手稲渓仁会病院で心血管インターベンションセンター長を務め、最先端の心臓カテーテル治療を手がけてきた。心臓および下肢のカテーテル治療の術数は、TAVIの300例を含め、1万例に及ぶ。

 同院では、これらの疾患の予防と管理に力を注ぎ、予防では高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病の診断・治療を行う。
「生活習慣病は、虚血性心疾患や下肢の動脈硬化に直接関係するため、循環器内科の専門医が診るべきで、生活習慣病の予防と管理をしっかりと行っている」(數野院長)

 心疾患の患者は再発率が高いため、患者の症状を早期に検出することや薬剤を組み合わせることで再発予防に努めている。

 そのほか、睡眠時無呼吸症候群が心疾患と関係が強いことから、その診断・治療も行っている。

數野 祥郎院長(かずの よしお)

広島大学医学部卒。小倉記念病院(北九州市・循環器内科医長)、米国ロサンゼルス「シダース サイナイ メディカルセンター」、手稲渓仁会病院(循環器内科副部長兼心血管インターベンションセンター長)を経て、2024年5月から現職。経カテーテル大動脈弁置換術認定指導医、経カテーテル僧帽弁修復術認定術者等。