【2019年11月号掲載】

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検査時間短縮で早期に血流を再開脳梗塞、くも膜下出血の血管内治療

▲野中 雅理事長

野中理事長は札幌医大の元准教授で、脳梗塞の血栓回収術やくも膜下出血のコイル塞栓術による血管内治療に力を入れている。血管内治療の指導医2名が常勤。

脳梗塞(脳塞栓症)は発症6〜8時間内に、血流を再開させる必要があるが、ここではCTとCT‐Perfusionの組み合わせにより、検査時間を短縮。これにより、救命はもとより片麻痺などの予後が大幅に改善された。

「血栓回収術適用の患者が増え、昨年は血管内治療の症例数が240件で、今年も同じペースで推移している」と野中理事長。

また24時間365日体制で診療。救急搬送システムの構築や迅速な搬送の協力体制で、従来は2時間程度かかっていた血流の再開が60分でできるようになった。

一方、くも膜下出血のコイル塞栓術は動脈瘤に金属製のコイルを詰め出血や破裂を防ぐ手術で開頭せずに済むので侵襲も少ない。80歳以上や開頭の適用にならない最重症の患者にコイル塞栓術を行い、治療の幅を広げている。

今年5月に「心臓血管外科」を開設し、循環器科とのコラボにより、心房細動における左心耳の閉鎖術で脳塞栓症の完全予防への取り組みにも力を注いでいる。

野中 雅理事長(のなか ただし)
札幌医大卒。市立釧路総合病院(脳神経外科部長)、札幌医大脳神経外科准教授などを経て、2009年4月に札幌白石記念病院の前身である白石脳神経外科病院に勤務(副院長・脳血管内治療センター長)。12年4月院長、14年7月に理事長に就任。日本脳神経外科学会専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医。日本脳卒中学会専門医など。