【2019年11月号掲載】

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MVDセンター開設で 三叉神経痛や顔面けいれんの専門治療

▲野呂 秀策MVDセンター長
脳神経外科副部長

MVD(微小血管減圧術)センターでは、三叉神経痛や顔面けいれんの専門治療を行い、年間およそ80症例の手術をこなす。

三叉神経痛は、頭蓋内にある三叉神経が血管に圧迫されることで、顔に痛みが出る病気。食事や歯磨き、洗顔の際に激痛が走るため、歯科にかかるケースも多い。通常のMRI検査では診断できないため、ここでは神経と血管の位置が立体的にわかる3D画像を使い、正確に診断。

薬物治療によって症状が改善されない方に、前述のMVD手術を実施。これは耳のうしろの頭蓋骨を小開頭し、血管を神経からずらして固定する。術直後から症状は改善され、約1週間で退院できる。野呂医師は、このMVD手術を通算およそ400症例と経験が豊富だ。

「患者さんによって症例が異なるので、一例一例大切に手術を行っています」と野呂医師。

顔面けいれんは顔面神経が血管によって圧迫されることで顔の半分がピクピク動く病気。対人関係で苦労したり、遠近感が急になくなるため、運転に支障をきたす。

治療はボトックス治療(注射)のほか、前述のMVD手術を行う。「これらの症状でお悩みの方は是非ご相談ください」(野呂医師)

野呂 秀策MVDセンター長脳神経外科副部長のろ しゅうさく
旭川医大卒。2000年中村記念病院入局、08年米国ウェストバージニア大学に留学して世界的に知られる福島孝徳医師に師事。10年に主任医長、17年4月に副部長兼MVDセンター長に就任。日本脳神経外科学会専門医、日本脳神経減圧術学会運営委員。