北の事件簿(1)~幕末・維新、明治・大正篇~
■著者 合田一道+一道塾
■定価 500円(税込)
■発行 2009年8月
■判型 文庫判
■ISBN ISBN978-4-88642-218-7
道民を震撼、驚愕させた数々の事件に再び光を当て、詳細な取材によって検証した渾身の「事件簿」
北海道の歴史を紐解くと、実にさまざまな事件に彩られていることに改めて驚かされる。いまなお語り継がれる大事件もあれば、すでに人々の記憶から消えてしまった事件も──。著者が道新文化センターで主宰する「一道塾」の気鋭のライターが北海道にまつわる14の事件の真相に迫る。
※本書は、月刊クォリティに掲載されたものを文庫化したものです。
【目次】
【幕末・維新篇】
シャリ警備の津軽藩士壊滅/松前藩の血のクーデター/博徒が絡んだ世直し一揆/中島三郎助、父子三人義に殉じる/ドイツ領事ハーバー殺害
【明治・大正篇】
バッタ、天を覆って襲来/“私設開拓使”への野望/開拓使を震撼させた屯田兵と警察の抗争/夕張でガス爆発、267人死ぬ/大正の炭砿ガス大爆発/羆8人を食い殺す/海賊、一転英雄に/理想郷の破綻か、命を懸けた恋か/泥流144人呑み込む/参考文献『北の事件簿』を執筆をして
【プロフィール】
合田一道(ごうだ・いちどう)
ノンフィクション作家。長く北海道新聞に勤務し、『定山坊行方不明の謎』で第一回北海道ノンフィクション賞大賞を受賞。主な著書は『裂けた岬』(幻冬舎)『開拓団壊滅す』(北海道新聞社)『日本人の死に際』(小学館)『日本史の現場検証』(扶桑社)など。退職後は札幌大学講師に。
「一道塾」~札幌からノンフィクション作家を~
「一道塾」は将来プロのノンフィクション作家を目指す人たちを育成する少数精鋭の練成塾です。テーマをそれぞれ定め、実際に取材して執筆し、講師がその作品を徹底的に添削指導します。作品そのものが塾生の教材になります。優秀な作品は実際に雑誌などに掲載します。優秀作品をまとめて出版する計画を立てています。本気になって努力しようとしている方を対象にしています。(道新文化センターより)