北の事件簿(2)~昭和戦前、戦後(上)篇~

北の事件簿(2)~昭和戦前、戦後(上)篇~
北の事件簿(2)~昭和戦前、戦後(上)篇~

■著者 合田一道+一道塾
■定価 500円(税込)
■発行 2009年10月
■判型 文庫判
■ISBN ISBN978-4-88642-228-6

道民を震撼、驚愕させた数々の事件に再び光を当て、詳細な取材によって検証した渾身の「事件簿」

北海道の歴史を紐解くと、実にさまざまな事件に彩られていることに改めて驚かされる。いまなお語り継がれる大事件もあれば、すでに人々の記憶から消えてしまった事件も──。著者が道新文化センターで主宰する「一道塾」の気鋭のライターが北海道にまつわる13の事件の真相に迫る。

※本書は、月刊クォリティに掲載されたものを文庫化したものです。

【目次】

【昭和戦前篇】
小林多喜二 虐待死/函館大火、町をひとなめ/石狩川河口にこも包み裸婦死体漂着/ソ連船インディギルカ号遭難/冬の日高山脈札内岳で雪崩/轟音!百余人散る/フィルムへ引火、布袋座炎上/踏みにじられた嫁の怒り

【昭和戦後(上)篇】
中国人労務者が処遇改善を求め暴動/「MP殺人」と「十三文半の男」/金目当て、2人組の犯行/凄惨!6人殺害/人権を訴えた脱獄魔/参考文献/『北の事件簿』を執筆をして

【プロフィール】

合田一道

合田一道(ごうだ・いちどう)
ノンフィクション作家。長く北海道新聞に勤務し、『定山坊行方不明の謎』で第一回北海道ノンフィクション賞大賞を受賞。主な著書は『裂けた岬』(幻冬舎)『開拓団壊滅す』(北海道新聞社)『日本人の死に際』(小学館)『日本史の現場検証』(扶桑社)など。退職後は札幌大学講師に。

「一道塾」~札幌からノンフィクション作家を~

「一道塾」は将来プロのノンフィクション作家を目指す人たちを育成する少数精鋭の練成塾です。テーマをそれぞれ定め、実際に取材して執筆し、講師がその作品を徹底的に添削指導します。作品そのものが塾生の教材になります。優秀な作品は実際に雑誌などに掲載します。優秀作品をまとめて出版する計画を立てています。本気になって努力しようとしている方を対象にしています。(道新文化センターより)

北の事件簿(1)~幕末・維新、明治・大正篇~
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