企業と中学生が地域の魅力を全国へ発信!

▲兼由の工場見学をする根室市立おちいし義務教育学校の学生(提供:ネタもと)

 地域の未来を担う若い世代とともに、ふるさとの魅力を広く発信する取り組みを積極的に進める株式会社兼由(本社・根室市、濱屋高男代表取締役)と、根室市立おちいし義務教育学校は9月11日、“地域の魅力を全国へ発信”するイベント~ふるさとの味と想いを未来へつなぐ、学生×企業の挑戦~を開催する。

 同イベントは、根室市が誇る海の幸や、その魅力を最大限に活かした商品を幅広く紹介するというもので、同社をはじめ、落石漁業協同組合の水産加工品や特産物を展示し、来場者に地域の味わいを発信する。

 また、地元の魅力をわかりやすくまとめたパンフレットを来場者へ配布し、地域の自然や文化、産業の背景を伝えるほか、実際に製造された水産加工品の試供品を配り、味を通じて根室の食文化に触れてもらうことも目的のひとつだ。
 加えて、根室市立おちいし義務教育学校の生徒が、自らの学びをもとに、地元の自然の豊かさや漁業の魅力、地域で受け継がれてきた知恵や技術を、若い世代ならではの視点で全国へ発信する。

 ちなみに、同校では「おちいしN調査」という総合的な学習の時間を活用し、「ふるさとキャリア教育」に取り組んでおり、生徒たちは地元の自然や歴史を知り、特産物を調べ、水産加工場の見学や体験を通して地域の産業について理解を深めている。

 今回のイベント開催について、同社の濱屋代表は、
「このような形で地域の子どもたちと一緒に取り組めることは大変うれしくありがたい。弊社は根室の豊かな自然とともに歩んできた水産加工会社で、今回の取り組みは、単なる商品のPRイベントではなく、“ふるさと根室”の魅力や価値を、次世代を担う中学生が自らの言葉で伝えるという、非常に意義深い活動。子どもたちの学びと、地域と企業の連携がこうして実現することは、今後のまちづくりや人づくりの新たなモデルになると信じています」と期待する。

 地域が誇る良質な商品だけでなく、地域の未来を担う子どもたちの想いと情熱にも触れられるイベントとなりそうだ。