【百合が原公園】札幌軟石と植物で彩る展示会「札幌軟石と植物展」9月7日まで開催中

百合が原緑のセンター大温室で、8月19日から9月7日まで「札幌軟石と植物展」が開催されている。
北海道の大自然が生み出した札幌軟石は、札幌の文化に欠かせない建材の一つ。耐火性や保温性に優れ、加工もしやすいため、札幌市近郊の住居や貯蔵庫、庭石などに広く使われてきた。近年は保湿性や揮発性の高さにも注目が集まり、雑貨やアクセサリーの材料としても活用されている。

同展では、この札幌軟石を鉢に用い、色鮮やかな葉色や模様が魅力のカラーリーフプランツと組み合わせて展示している。カラーリーフは、花期が過ぎても葉色や葉脈が鮮明なツボサンゴ(ヒューケラ)、落ち着いた色合いのギボウシ(ホスタ)、秋まで葉模様が楽しめるブルンネラ マクロフィラなど、多彩な種類が揃っている。軟石の落ち着いた質感と植物の瑞々しさが調和し、スタイリッシュで洗練された空間を演出している。

販売コーナーでは、札幌軟石を使った鉢の販売も行われており、自宅の庭づくりやインテリアにも伝統石材を取り入れられる。
北海道の産業と暮らしを支え、北海道遺産にも選ばれた札幌軟石と、彩り豊かな植物の共演を楽しんでほしい。
●協力/辻石材工業㈱
●開催期間/8月19日㈫〜9月7日㈰
●会場/百合が原緑のセンター 大温室(札幌市北区百合が原公園210番地)
●問い合せ:百合が原公園管理事務所 TEL:011―772―4722
●公式HP/https://yuri-park.jp/