北雄ラッキー 精肉加工棟稼働で食品開発力UP!

▲作業台は薄くし、斜めに立てかけられるため衛生的で、ソフトダクトには肉の乾燥を防ぐといった工夫も。
桐生宇優社長
▲「競争力のある店舗に
仕上げていく」と桐生社長

道内に27店舗の食品スーパーを展開する北雄ラッキー(本社・札幌市、桐生宇優社長)が、昨年11月から稼働させている『ラッキー生鮮・デリカセンター(小樽市銭函)』内の精肉加工棟をこのほど改装、3月9日から稼働を始めている。

新たな精肉加工棟は、「ラッキー低温センター(札幌市中央区)」内にあった施設を拡張し、移転させたもの。新加工棟が稼働したことで、これまでの店舗供給率(精肉)は約35%から大幅増の約90%となった。

これまで各店舗のバックヤードで行われていた生産作業の負担も減少することから“人手不足“にも対応しており、さらには”店舗在庫減“にも効果的で、食品ロス削減という観点から近年世界的に取り組まれる「SDGs」の活動にもつながっている。

店舗の効率化が図られることで、一層安全・安心で魅力ある商品の提供が可能となるわけだが、桐生宇優社長は、「今回の改装で食品加工のハード面はほぼ完成した。この加工棟を上手く運用して、店舗の生産性、食品開発力をさらに高め、競争力のある店舗に仕上げていく」とし、また、「バックヤード面積が小さいことは、低コストでの出店が可能になる」と、都心部への出店も視野に入れる。

“日本一質の高いスーパーマーケット”の今後の展開に注目だ。