赤尾 洋昭氏/セコマ 代表取締役社長
歴史を尊重した〝地域一体の店づくり〟
積極的な出店で道内1200店舗を目指す
赤尾 洋昭氏
㈱セコマ 代表取締役社長
8年連続「顧客満足度」で首位となるも、さらなる客層の拡大にも取り組んでいく。
好評価の要因のひとつが種類豊富な商品。道産「山わさび」や北海道ゆかりの「ジンギスカン」にちなんだものや、トマト、メロンなど道産食材を使用した商品も好評。今後は道外で最も店舗の多い茨城県の特産品を生かした商品の開発も進めていく考えだ。
一方、小回りの利く企業メリットを生かし、TV局内に都市型店舗、狸小路商店街や閉店した歴史ある店を改装し滝川本町店を出店。店舗内にその土地や建物の歴史などを展示し、地域住民から〝自分たちの店〟と感じてもらえるような店づくりを展開。
「これまで来店動機となるタバコの販売が出来ないエリアの出店を控えていたが、独自の商品を目当てに来店されるお客様も増えた。今後はタバコなしでも積極的な出店を進め、道内1200店舗を目指したい」
〈あかお ひろあき〉1976年10月27日生まれ、辰年。札幌市出身、47歳。一橋大学商学部経営学科卒業。1999年マツダ株式会社入社、2004年株式会社セイコーマート(現株式会社セコマ)入社、09年常務取締役、16年代表取締役副社長、20年から現職。