山田 有則氏/LSI札幌クリニック 院長

山田 有則氏

PET・MRIによる検診で
膵がん・乳がんなどを早期発見

山田 有則氏

医療法人新産健会 LSI札幌クリニック 院長

 PETを使ったがん検診や脳ドック、乳がん検診、膵がん検診などを実施する。
 膵がん検診では、膵がんの発症リスクが高い膵管の嚢胞性病変を早期に見つけ経過観察することで、膵がんの早期発見に努めている。
 一方、乳がん検診では、MRIによる検査が苦手な方のために、PETを使った検診のコースを新たに設置した。
 またPETを使ったがん検診では、心臓の冠動脈の石灰化(動脈硬化)を診ることで心筋梗塞の発症予防にも力を注いでいる。
「PETは、全身の細かな病変を拾い上げることができるため、がん以外の病気についても積極的にPETを活用しています」
 50歳を過ぎて免疫力が低下すると帯状疱疹を発症する人が多くなる。最近、帯状疱疹を長期間予防できる新しいワクチンが出て、同院ではその接種にも取り組んでいる。

〈やまだ とものり〉
1965年12月2日生まれ、巳年。旭川市出身、57歳。旭川医科大学卒。同大放射線科、慶応義塾大学医学部付属病院放射線診断科、旭川厚生病院放射線科、旭川医科大学病院放射線科、岩見沢明日佳病院内科を経て2020年4月から現職。日本医学放射線学会放射線診断専門医。