湯浅 大輔氏/丸中釧路中央青果 社長

本州の販売網強化に果敢に挑戦
働き方改革で若い人材を登用
湯浅 大輔氏
丸中釧路中央青果㈱ 社長
湯浅大輔氏は、3代目社長だった故横地敏光氏の娘婿で、22年5月に社長に就任、須崎幸藏会長から経営のかじ取りを任せられた。
市場の現場で鍛えられ、入社から常務になるまでの20年間は野菜の競り人として活躍。「そこでは荷主と買い手との仲介で、忍耐と駆け引きを学んだ」という。
釧路は日本製紙釧路工場の閉鎖や自然減で人口がここ2年で5000人程減少したため、市場でも数億円の売り上げ減が見込まれる。「関東・関西圏への販売網の強化に努め、そのパイプを太くすることで打開していきたい」と意気軒高に話す。
働き方改革では、2年かけて設備投資を行い、販売担当者が在宅でリモート販売するシステムを導入した。
「地域の食を支える社会的使命をアピールして若い人材を積極的に登用していきたい」
〈ゆあさ だいすけ〉
1977年7月1日生まれ、巳年。旭川市出身、45歳。釧路公立大学卒。札幌市内の飲食関連企業勤務を経て、2001年10月に丸中釧路中央青果㈱に入社。取締役部長(18年5月)、常務(20年5月)、専務(21年5月)を経て、22年5月社長に就任。