横山 清氏/アークス 社長

経済環境の変化にも迅速に対応
「行動変容」から「価値変容」へ
横山 清氏
㈱アークス 社長
㈱ラルズ 会長
アークスグループ結成から20年を迎えた2022年度の上期決算は、仕入価格や販管費の上昇など厳しい経営環境のなか、過去最高の売上高を更新。6月には「サステナビリティ推進室」も新設され、グループ全体で地域密着・顧客第一主義を貫くことで、深く広く様々な取り組みを進めている。
「コロナ、戦争、エネルギー危機、高度のインフレなどに伴う複合危機は、想定外の競争激化を招いているが、突破した暁には、新時代をしっかり担える企業として発展し続けられる」と、経済環境が変化している今、自らの体験を重ね、その思いを語る。
23年に向けたキーワードは「変容」。「小売業界においても〝行動の変容〟に加え、〝モノからコト〟だけではない〝価値の変容〟が重視される」
常に変化を捉え、果敢に挑むことが元気の源になっているようだ。
〈よこやま きよし〉
1935年5月15日生まれ、亥年。87歳。北海道大学水産学部卒。野原産業を経て61年大丸スーパー入社。85年社長。2002年福原と持ち株会社アークスを設立し社長就任。ラルズ会長、北海道シジシー社長、全国スーパーマーケット協会会長、在札幌フィンランド共和国名誉領事。