大谷 正則氏/伊藤組土建 社長

働き方改革の推進が結実
風習や慣例に縛られず大胆に行動を
大谷 正則氏
伊藤組土建㈱ 社長
ここ数年は働き方改革推進の指揮を執り、効率化やデジタル化を図った。時代に即した様々な取り組みを積極的に続けた結果、23年4月入社の新入社員は内定者24人のうち女性の建築技術者が5人。これは建設現場において「女性を受け入れる態勢」の改善を進めてきた大きな成果と言える。
社長就任後も変わらず若手社員の意見に耳を傾け、「従来の風習や慣例に縛られることなく大胆に行動を」と呼びかけている。
再生可能エネルギーの活用を推進してきた一方で、老朽化した太陽光発電パネルも目に付くようになり、「跡地の再利用法にも目を向けていかねばならない」と語る。
札幌駅周辺は新幹線開業を見据え再開発が進む。創業以来本社を構える思い入れの強い地であるだけに、「新しい札幌の顔づくり」に貢献できるよう、各種工事への参画を進めていく。
〈おおたに まさのり〉
1958年7月29日生まれ、戌年。遠軽町白滝出身、64歳。札幌北高、明治大学工学部建築学科卒。伊藤組土建㈱入社後は幕別町百年記念ホールや北見信用金庫本店ビルなど公共・民間建築工事に携わり、常務、副社長を経て2022年現職。