大谷 正則氏/伊藤組土建 社長
「つくるのは未来の歴史」
創業130年で新たな一歩を踏み出す
大谷 正則氏
伊藤組土建㈱ 社長
「つくるのは未来の歴史」――。2023年に伊藤組グループ130周年を迎え、先人たちの歩みに想いをはせながら新たな一歩を踏み出した。
「若い人たちに受け入れられる魅力ある業界に」と率先してあらゆる改善・改革に取り組み、特に「働き方改革」においては業務量の30%削減を目標に効率化やデジタル化を力強く促進。道の「働き方改革推進企業認定制度」の最高位である「ゴールド認定」を受賞した。
札幌中心部では各種再開発が進み、建設業界が果たす社会的な役割は大きい。その一つ、札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業の場所は、初代・伊藤亀太郎が創業したグループ発祥の地。それだけに思い入れは深く「何らかのかたちで参画し、貢献できれば」と語り、「総体的な建築工事量の増加に伴い優先順位等の対応も必要となってくる」と話す。
〈おおたに まさのり〉1958年7月29日生まれ、戌年。遠軽町白滝出身、65歳。札幌北高、明治大学工学部建築学科卒。伊藤組土建㈱入社後は幕別町百年記念ホールや北見信用金庫本店ビルなど公共・民間建築工事に携わり、常務、副社長を経て2022年現職。