篠原 末治氏/ホクレン農業協同組合連合会代表理事会長

篠原 末治氏

農産物の在庫過多などの課題に向き合い
北海道の高いブランド力を国内外に発信

篠原 末治氏

ホクレン農業協同組合連合会 代表理事会長

 北海道の水稲の作況指数は108と16年ぶりの高水準、品質も「過去最高」と評される一方で、干ばつにより、オホーツク地方を中心に玉ねぎやじゃがいも、飼料作物の収量に影響が出た。
「生産者にとって豊作はとても喜ばしい」と語るものの、気掛かりなのは米をはじめとする農産物の在庫が「適正」から「過多」になっていること。
 その要因はコロナ禍による外食需要の減退が大きい。「少しずつ戻ってきているが、今こそ、“協同”の力で凌いでいかなくてはならない」と決意を示し、新しい年も、生乳の生産抑制など直面する課題に真っ向から取り組む1年になる。
「世界全体を見渡すと食糧難に向かっている。道産農畜産物の生産性を高めるとともに、海外にも目を向け、ブランド力をアピールしていく」と力強い。

〈しのはら すえじ〉
1961年5月25日生まれ、丑年。河東郡士幌町出身、60歳。帯広農業高、北海道中央農業学園卒。士幌町農協(非常勤)理事から、2012年常務理事、15年専務理事、18年代表理事組合長。20年6月ホクレン会長就任に伴い、士幌町農協会長。