大杉 秀樹氏/北海道電気保安協会 理事 総務本部長

大杉 秀樹氏

激変する事業環境を的確に捉え
社会のニーズにしっかり応えていく

大杉 秀樹氏

一般財団法人北海道電気保安協会 理事 総務本部長

 22年6月、同協会の理事・総務本部長に就任した。
 昨今、エネルギー価格の高騰で節電が注目される中、同協会の〝電気の見える化〟クラウドシステム「エネビス」の需要も高まると予測する。
 また、道北などの大型風力発電施設に加え、バイオガス発電や蓄電などの再生可能エネルギー関連設備および脱炭素に向けた電化シフトなど、これらの社会ニーズに応え順調に業務を拡大している。
 一方、災害激甚化を踏まえ、道内市町村との「災害時協力協定」の締結を10年からスタート。現在、119市町村と締結している。
 23年は、カーボンニュートラルに向けた技術員の増員と技術力の向上、老朽化した電気設備の更新提案やコンサルに力を注ぐ。
「若い頃、停電時に『電気は水や空気と同じ』と教わった教訓を忘れず、責務を全うしていきたい」

〈おおすぎ ひでき〉
1961年1月3日生まれ、丑年。札幌市出身、62歳。小樽商科大学卒。83年北海道電力㈱入社、2010年苫小牧支店長、13年ほくでんサービス出向、15年営業部部長、18年常務執行役員業務部長、20年北海道電力ネットワーク㈱取締役執行役員業務部長を経て22年6月から現職。