遠藤 修一氏/大地みらい信用金庫 理事長

遠藤 修一氏

遠藤 修一氏

北海道信用金庫協会 会 長
大地みらい信用金庫 理事長

 各地で高齢化や人口減少が進む中、地域に根差した信用金庫の存在意義は大きい。
「コロナ禍を経て、地域の事業者は、売り上げの減少や人手不足による先行きの見えない環境で事業継続などの不安を抱えている。信用金庫がもつ相互扶助の精神を発揮しながら、地元の悩みに寄り添い、一緒に地域の可能性を磨いていきたい」と決意を語る。
 23年9月、北海道信用金庫協会は信用金庫の社会的使命と役割の周知のため、「信用金庫とともに地域を語る集い」を初開催した。産官学金の126名が出席し、空知・旭川・帯広の3信金が地域課題解決のために独自に取り組む企業支援事例を紹介した。道内事業者との交流会も行われた。
「信用金庫が地域のために奮闘する姿を発信し、お客様にとってより身近な存在になっていきたい。今後も、様々な交流の場を設け、地域の皆様との対話の充実を図りたい」

〈えんどう しゅういち〉1956年2月15日生まれ、申年。中標津町出身、67歳。小樽商科大学卒、78年根室信用金庫(現大地みらい信用金庫)入庫。2001年理事就任。常務理事、専務理事を経て、10年理事長就任。22年6月に北海道信用金庫協会会長就任。