佐藤 嘉高氏/弘照院ばらと霊園 代表役員 住職
道民の安寧・幸福、千年の時を見守り
道内、令和初の五重塔にふさわしい初層荘厳
佐藤 嘉高氏
弘照院ばらと霊園 代表役員 住職
4万5000基を超える墓所は全てバリアフリーで国内最大級の「ばらと霊園」。弘照院が管理・運営する。
25年の完成を目指す総檜造りの道内初の五重塔の建築が着々と進む。木造は風雪害に弱く、寒冷地北海道での建立は極めて困難と言われてきた。
初層内部は、心柱を大日如来に見立てた、金剛界4仏(如来)と、その4仏に従う8大菩薩の彫像を配し、壁には真言八祖像、扉には八大天像が描かれ、天井や柱は金と七宝羅網で荘厳される。彩色載金仕上げの仏像12体、仏画16点の全てを名門京都大仏師の松久宗琳仏所に発注した。
千年以上前の大日如来を中心とした真言密教の曼陀羅の世界を現代に忠実に再現した五重塔として、千年の時を見守り、道民の安寧と幸福を祈る塔となる。
また、第73代札幌青年会議所理事長となる昂紀師(長男)の活躍にも大いに期待される。
〈さとう かこう〉1957年3月30日生まれ、酉年。滝川市出身、66歳。滝川高理数科、中央大法学部卒。2003年全国国立大学附属学校PTA連合会理事、07年文部科学大臣賞受賞、14年附属札幌小中学校PTAOB会(ふじの輪会)会長。