村山 文彦氏/北日本オートバックス 社長
〝安全・安心〟のリアル店舗の強みを発揮
100年に一度の大変革の波に挑む
村山 文彦氏
㈱北日本オートバックス 社長
中核である和田北日本グループが23年に創業満100周年を迎えた。23年9月にオートバックス「新札幌」が全面改装。24年も店舗の改装を、順次進めていく方針だ。
24年はコロナの収束で新時代の幕開けの年。人口減少や経済環境の激変で業界では100年に一度の大変革が叫ばれる中、コロナを経てライフスタイルの変化が加わった。
「仮想店舗であるネット販売にはできない、リアル店舗ならではのサービスで勝負したい」と力が入る。
自動車は〝走る凶器〟と言われるだけに、リアル店舗の強みは、保証やアフターサービスを含めた〝安全・安心〟にあるという信念に揺らぎはない。
「オートバックスは、安全・安心という価値を買っていただいている。お客様が実際に来店して、車の専門知識を持った店員の説明で、納得してお買い求めいただくことが大切」と説く。
〈むらやま ふみひこ〉1953年12月7日生まれ、巳年。函館市出身、70歳。大阪芸術大学卒。76年芸能事務所の渡辺プロダクション入社。独立後89年オフィスJMC設立。北海道に戻り、96年和田商会入社。2002年北日本オート用品社長、17年北日本オートバックス社長に就任。