青山 央明氏/青山グループ 代表
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介護の新時代に備え、常に新しい試みを模索
DX化の推進と価値観の共有で業務効率を向上
青山 央明氏
青山グループ 代表
介護業界は人手不足の影響で、日常業務を遂行することで精一杯になりつつある。
そんな中、「介護保険や医療・福祉の原点について、皆で再確認し合う1年になった」と、振り返る。
職員を対象に毎月、会社の理念や目指すべき存在価値、地域資源のあり方などを伝え、ディスカッションを通じて現場の声を拾い上げ、本部がバックアップする〝自走する〟運営スタイルの確立に取り組む。
「現場目線のサービス提供や働き方改革がより一層進化した実感がある」と。
大手IT会社と「見守りシステム」を共同開発し、情報の共有もデジタル化で実現。介護事業部のシステムで「RPA」を導入し、レセプトなどの業務履歴を自動化することで作業業務を大幅に圧縮した。
「DX化を推進することで人にしかできない業務にスタッフが集中できるスキームづくりを確立していきたい」
〈あおやま ひろあき〉1980年生まれ、申年。北見市出身、44歳。東北福祉大学卒。小樽商科大学大学院修。言語聴覚士として病院勤務を経て、2006年㈱青山を設立し、デイサービスセンター「希望のつぼみ」開設。その後、旭川・札幌を中心に道内で展開。複数の法人や団体の幹事・理事を在任。MBAを所持し大学やセミナーで講師としても活躍。