高橋揆一郎の面談小説(4)
■著者 月刊クォリティ編集部編
■定価 500円(税込)
■発行 2010年6月
■判型 文庫判
■ISBN ISBN978-4-88642-262-0
今も愛される「高橋節」。芥川賞作家が洒脱な語り口で北の名士の生きざまを聞いた!
歌志内出身の芥川賞作家が、さまざまな分野で活躍する個性豊かな面々と、丁々発止の軽妙なトークを展開。ゲストたちの素顔や知られざるエピソードを引き出し、その様子をまとめたものに「小説」の味わいを持たせた90年代の好評連載を再録した。“インタビュアー”高橋氏の魅力がぎっしり詰まった一冊。
※本書は、月刊クォリティ1993年4月号~1993年12月号に掲載されたものを文庫化したものです。
「面談小説」聞きなれないことばだ。
このシリーズのために作られた。
小説は小説であって大説ではない。
もともと市井のいさくさに真実を求めようとするものだ。
面談相手はひとかどの人物である。
その語るところに小説的真実を探ってみたい。
非礼にならぬような小説作法で綴ってゆく。
【目次】
篠田 二郎/床鍋 繁則/勝木 郁郎/加々見輝雄/新冨 芳尚/斎藤 大雄/遠間 昌平/松尾 静江/江本 央
【プロフィール】
高橋揆一郎高橋揆一郎(たかはし・きいちろう)
1928年、歌志内市生まれ。73年『ポプラと軍神』で文学界新人賞、78年『伸予』で芥川賞を受賞。郷土に根をおろした活動を続け、97年、歌志内市名誉市民に。「月刊クォリティ」誌上では、対談シリーズを長期にわたって連載、多くの読者の好評を得た。07年1月没。