紫藤 正行氏/ダイコクグループ 代表

紫藤 正行氏

紫藤 正行氏

札幌商工会議所 副会頭
ダイコクグループ 代表

 ハイタクや冷凍品の低温輸送、貸し切りバスなど交通・運輸事業を主力とするダイコクグループ。これまで規制緩和や価格競争といった社会の流れの中で利用者の要望にきめ細かく対応し、ここ数年はAIの導入をはじめ技術革新に力を入れ、労働力不足の解消にも取り組む。その根底にあるのは「安全・安心」の徹底にほかならない。
 札幌商工会議所では附属専門学校(CA)、札幌ドームの活用推進の担当副会頭として諸々の課題解決に心血を注いでいる。
「『赤字だからやめてしまえ』では根本的な解決にならない。CAの経営は、確かに少子化の中で厳しいが、数字に強い即戦力を半世紀近くにわたって輩出してきた伝統と実績があり、直近では税理士試験で4人が科目合格を果たすなど一目置かれている。
 一方、ドームは北海道の貴重な財産であり、社会貢献活動を含めて、今まで以上に多目的な利活用を図っていきたい」
※札幌ドームは2024年8月1日から「大和ハウス プレミストドーム」となりました。

〈しどう まさゆき〉1949年5月16日生まれ、丑年、75歳。中央大学卒。84年太宝電子代表取締役、91年大黒自工代表取締役。公職は2016年11月札商副会頭。北海道地方更生保護協会理事長も務める。