大正時代の路面電車の展示や運転体験コーナーなどを新設、札幌市交通資料館がリニューアル

札幌市交通資料館

木製22号車
▲「木製22号車」

札幌市営交通に関する知識を深めることができる「札幌市交通資料館」(札幌市南区真駒内)が5月1日にリニューアルオープンした。

同館は2017年以来、地下鉄高架部の補修工事のために約6年半休館していたが、新しいテーマ「見て、聞いて、触れて」に基づき、展示内容を刷新し、新たな交通資料館として再開した。屋内展示スペースを約1・6倍に拡張し、4つの展示コーナーを設けた。

施設入口の「ウェルカムコーナー」では、路面電車や地下鉄車両のパネルが設置され、写真撮影を楽しむことができる。また、「ヒストリーコーナー」では、大正時代から札幌市で使用されていた路面電車「木製22号車」が展示され、プロジェクションマッピングを活用した映像表現で札幌の交通の歴史を体感することができる。さらに、「体験コーナー」では、実際の地下鉄車両の運転台を操作して、ジオラマ内の地下鉄模型を走行させる「地下鉄ライド」が楽しめる。「札幌市営交通の誇りコーナー」では、市営交通の安全な運行を支える仕事内容がパネルなどを用いて紹介されている。

交通ファンや歴史愛好家にとっては必見のスポットとなっており、地下鉄自衛隊前駅から徒歩5分とアクセスも良好だ。詳細は公式ホームページへ。

●開館期間/4月15日(2024年度は5月1日)〜10月31日
●開館時間/9:30〜16:30
●休館日/毎週水曜日(市内小学校の夏休み期間を除く)
●入館料/無料
●公式ホームページ/https://www.city.sapporo.jp/st/transportation_museum.html