辻 純朗氏/北海道電気保安協会 理事 企画本部長
多角的な側面から電力の省エネを提案
DX化と再生可能エネルギー対応にも注力
辻 純朗氏
一般財団法人北海道電気保安協会 理事 企画本部長
23年4月、経済産業省道経済産業局から北海道電気保安協会理事・企画本部長に就任。
昨今、電気料金の値上げが続き、節電への意識が高まる中、同協会の〝電気の見える化〟クラウドシステム「エネビス」や最大電力を制御する「デマンドコントロール」への関心が高まっている。加えて、老朽化設備を新しい設備に切り替えることで効率化を図ることについても積極的に顧客に提案している。
新しい電気設備の導入や更新を一度に行うのは、中小企業にとってはハードルが高いため、22年からリース制度を導入し、企業や自治体からの問い合わせも増加中という。
一方、風力や太陽光、洋上風力などの再生可能エネルギーの保守・点検技術に対応すべく準備も進めている。
「DXに力を注ぎ、省エネや再生エネルギーなどの新技術に対応できるよう、信頼を積み重ねていきたい」
〈つじ すみお〉1962年10月29日生まれ、寅年。北海道出身、61歳。86年に札幌通商産業局入局。2010年北海道経済産業局産業部産業振興課参事官、15年産業部中小企業課参事官を経て、23年5月に参事 企画部担当部長として同協会に入会、23年6月から現職。