中野 正剛氏/市立病院前老年内科メモリークリニック 院長
市立札幌病院の近隣に開業
認知症診療のエキスパート
中野 正剛氏
市立病院前老年内科メモリークリニック 院長
中野正剛院長は、30年以上にわたり認知症の臨床研究に携わり、日本認知症学会の専門医や道内では数少ない日本老年精神医学会の専門医(評議員)の資格を持つ。また日本老年医学会の専門医でもあり、高齢者医療のエキスパートだ。
「もの忘れ外来」では、初診の際に詳細な診察を行い、診察の所見に基づき臨床心理士による認知機能検査を実施。
画像検査では、近隣の市立札幌病院と連携し、脳のMRIで海馬の萎縮を診る(VSRAD)。さらに脳の血流を調べるSPECT検査も実施。心機能など総合的な見地から認知症を鑑別。診断結果は、画像検査や心理検査を通じ、わかりやすく説明する。
一般に「もの忘れ外来」は日時指定が多いが、同院では毎日受け付けている。
「加齢のせいだと思い認知症が放置され、進行してしまっていることも。自己判断せずにあやしいと思ったら相談を」
〈なかの せいご〉1967年生まれ、未年。芦別市出身、56歳。東京医科大学卒。22年11月、同院を開業。日本内科学会認定内科医、日本核医学会専門医、日本老年医学会専門医、日本老年精神医学会専門医、日本認知症学会専門医、日本核医学PET専門医等。医学博士。